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こんにちは、地方公務員のノリです。
太陽光発電投資が儲かることに気づき、2014年より事業を行い今年で7年目を迎えます。
現在は、設備5基運用中で、さらに今年もう1基連系を予定しており、20年間で6000万円以上の利益を得られる予定です。
自己資金がなくても、太陽光発電投資はできるの?
2基目が欲しいけど、自己資金がなくても始められる物件ないかな?
このような話をよく聞きますが、
頭金無しで太陽光発電投資を初めて、本当に大丈夫ですか?
しっかりとシミュレーションしていますか?
太陽光発電投資は、販売業者や物件によっては、自己資金がなくても始められる物件が時々見つかります。
自己資金なしでもできるということで、非常に魅力的であり、多くの方がそのような物件を探しているようですが、実は、自己資金0円(頭金なし)での太陽光発電投資は注意が必要です。
それは、初期投資を0にして全額ローンを組むことで、返済比率が高くなり、キャッシュフローがマイナスになる可能性があるからです。
この記事では、太陽光発電投資を始める際の、自己資金の割合(あり、なし)、さらに借入の金利別で収益にどのような差がでるのかを比較していきます。
この記事を読めば、自己資金の割合に応じてキャッシュフローがどう変わるのか、借入の金利別でキャッシュフローがどう変わるのかがわかり、自己資金をどの程度準備して、太陽光発電投資をするべきか、太陽光発電投資を計画的に行うための参考データとして活用することができます。
以下、詳しく説明します。
◆太陽光発電投資は自己資金がなくてもできるのか?
太陽光発電投資は、頭金なし(自己資金0円)でも始めることができます。
一般的には、太陽光発電投資は土地代だけ現金支払いが必要で、設備代やそれ以外の必要経費はすべてまとめてローンを組むというケースが多いです。
金額にすると100万~300万円を現金で支払い、残りの設備代1,500万~2,000万円をローンを組むといったイメージになります。
しかし、中には、初期投資を必要としない、頭金0円でもOKの物件があります。
土地が賃貸の場合などがそうです。
土地を20年間借り、設備代だけをローンを組むことで、初期投資の土地代が不要となり、その代わりに、毎年、土地の賃貸料を支払うようになります。
このような物件であれば、まとまった現金がない方でも、投資することが十分可能です。
自己資金なしでもできるということで、非常に魅力的であり、多くの方がそのような物件を探していると思います。
しかし、実は自己資金0での投資は注意が必要です。
◆自己資金(頭金)0での投資は注意が必要!
頭金0で太陽光発電投資をする場合は注意が必要です。
なぜなら、頭金0で投資をする場合、ローンの返済比率が高まり、毎年のキャッシュフローがほとんど残らなくなってしまう可能性があるからです。
酷いケースでは、返済やメンテナンスなどの維持費の支払い割合が多くなってしまい、売電料でまかなうことができず、年間キャッシュフローがマイナスとなって、本業の給与から持ち出しが出てしまう場合もあります。
では、実際に頭金あり、なしの場合ではどれくらいキャッシュフローが変わるのか、比較してみます。
ここでは、頭金なし、頭金を総額の1割、2割、支払った場合の比較をしてみます。
物件は、先日のメガ発インタビュー記事のメガ発オススメ物件で、実際に頭金0で購入可能な物件を例に計算してみます。
頭金0円でOK 【14円】過積載99.36kW フルローン可能 年収入約156万円 北海道厚岸郡
- 販売価格:1,663万円
- 土地:賃貸で年間賃料12万円
- モジュール容量:99.36kw
- 発電量:101,554kw
- 売電単価:15.4円
- 年間売電収入:156万
- 表面利回り:9.4%
- メンテナンス:66,000円/年(保険料含む)
- 借入金利2.2%
- 16年目にパワコン交換費用180万円計上
- 消費税還付を行う
上記、条件のもとで、20年間のキャッシュフローを計算していきます。
◆条件別キャッシュフロー比較
では、条件を頭金の割合別、そして金利が低い場合でも計算してみます。
頭金なし、1割、2割の3パターンのキャッシュフロー
頭金0円、頭金1割(166万円)、頭金2割(332万円)のキャッシュフローを計算してみます。
結果は、以下のとおりです。
頭金0 | 頭金1割 | 頭金2割 | |
1年目 | -172,604 | -42,584 | 88,240 |
2年目 | 1,364,972 | 1,494,992 | 1,625,816 |
3年目 | -283,703 | -153,683 | -22,859 |
4年目 | -272,410 | -142,390 | -11,566 |
5年目 | -124,537 | 5,483 | 136,307 |
6年目 | -119,181 | 10,839 | 141,663 |
7年目 | -115,651 | 14,369 | 145,193 |
8年目 | -113,946 | 16,074 | 146,898 |
9年目 | -113,669 | 16,351 | 147,175 |
10年目 | -114,702 | 15,318 | 146,142 |
11年目 | -116,795 | 13,225 | 144,049 |
12年目 | -119,900 | 10,120 | 140,944 |
13年目 | -123,833 | 6,187 | 137,011 |
14年目 | -128,396 | 1,624 | 132,448 |
15年目 | -133,688 | -3,668 | 127,156 |
16年目 | -636,874 | -636,874 | -636,874 |
17年目 | 1,156,873 | 1,156,873 | 1,156,873 |
18年目 | 1,150,290 | 1,150,290 | 1,150,290 |
19年目 | 1,162,175 | 1,162,175 | 1,162,175 |
20年目 | 1,152,527 | 1,152,527 | 1,152,527 |
合計利益 | 3,296,950 | 5,247,250 | 7,209,610 |
頭金0の場合は、2年目の消費税還付がなければ、すべてマイナスキャッシュフローとなってしまうことがわかります。
頭金を1割でも入れれば、キャッシュフローは一気に改善しています。
頭金を2割入れれば、15万弱のキャッシュフローは確保が可能となります。
では、次に金利を低く借入できた場合を比較します。
同条件で金利1.5%の場合
同条件で、借入金利だけ1.5%の場合の結果は以下のとおりです。
頭金0 | 頭金1割 | 頭金2割 | |
1年目 | -108,716 | 14,932 | 139,336 |
2年目 | 1,428,860 | 1,552,508 | 1,676,912 |
3年目 | -219,815 | -96,167 | 28,237 |
4年目 | -208,522 | -84,874 | 39,530 |
5年目 | -60,649 | 62,999 | 187,403 |
6年目 | -55,293 | 68,355 | 192,759 |
7年目 | -51,763 | 71,885 | 196,289 |
8年目 | -50,058 | 73,590 | 197,994 |
9年目 | -49,781 | 73,867 | 198,271 |
10年目 | -50,814 | 72,834 | 197,238 |
11年目 | -52,907 | 70,741 | 195,145 |
12年目 | -56,012 | 67,636 | 192,040 |
13年目 | -59,945 | 63,703 | 188,107 |
14年目 | -64,508 | 59,140 | 183,544 |
15年目 | -69,800 | 53,848 | 178,252 |
16年目 | -636,874 | -636,874 | -636,874 |
17年目 | 1,156,873 | 1,156,873 | 1,156,873 |
18年目 | 1,150,290 | 1,150,290 | 1,150,290 |
19年目 | 1,162,175 | 1,162,175 | 1,162,175 |
20年目 | 1,152,527 | 1,152,527 | 1,152,527 |
合計利益 | 4,255,270 | 6,109,990 | 7,976,050 |
このように、金利が0.7%下がるだけで一気にキャッシュフローが改善します。
頭金0ではマイナスキャッシュフローが多いですが、2年目の消費税還付金が返済終了まで残るため、ギリギリ頭金0でも持ち出しなく済みます。
頭金1割、2割になればキャッシュフローはプラスとなり、毎年キャッシュは増えていく計算になります。
上記結果から、信販ローンを組む方が簡単ではありますが、できる限り、金融機関や公庫から、金利の安い条件で借入を行うことをオススメします。
ただ、どのパターンにおいても、20年間での合計利益については、300万円以上のプラスとなっております。
そういった意味では、太陽光発電投資は非常に良い投資であることは間違いありません。
◆最低必要な自己資金の目安
太陽光発電投資を始めるにあたり、最低限必要な自己資金の目安について考えてみます。
これに関しては、正直、人それぞれの考え方があり、自己資金(頭金)の必要額の目安は一概に決め付けることはできませんが、投資として行うことを考えた場合、キャッシュフローがマイナスとなるようなことは避けるべきです。
本業の給与から持ち出しなしの状態にするべきであると考えます。
先ほどの比較より、この物件(表面利回り9%代)であれば下記のようになります。
・信販での借入の金利2.2%であれば、頭金は1割必要
・金融機関や公庫での借入で金利1.5%以下であれば、頭金なしでもギリギリOK
特に、初めての投資でこの物件を検討する際は、この条件で検討してもらえば良いと思います。
もし、すでに複数基所有していてキャッシュフローが潤沢にある方は、追加設備として自己資金0で購入するのも十分ありだと思います。
自分で納得いく計画のもと、投資を行いましょう!
なお、このメガ発オススメ物件について注目すべき点は、20年後に設備を無償で引き取ってもらえるという点です。
FIT終了後に、設備の撤去費用や、土地の維持管理などが不安な方も安心して購入できます。
一度、資料請求をしてみることをお勧めします!
【メガ発オススメ物件】
【14円】過積載99.36kW フルローン可能 年収入約156万円 北海道厚岸郡 数少ない頭金0円での投資が可能。この販売店さんはメガ発でトップクラスの販売実績があり、メンテナンスや遠隔監視もしっかり行っているので、遠方の方でも安心して投資できる。20年後の設備無償引き取りが可能で撤去費用が不要の物件となっている。
◆収益を増やすために
収益を増やすためには、過去にブログ記事にもまとめましたが、いくつか方法があります。
・先端設備導入計画で3年間の償却資産税を0にする
先端設備導入計画が認められれば、設備取得から3年間、償却資産税が3年間0になる場合があります。
この物件の例で言えば、3年間で57万円収益UPとなります。
この先端設備導入計画は、設備取得前に申請と許可を得なければならないので、注意が必要です。
・パワコンの電気契約を従量電灯契約に変更し、さらに新電力へ切り替える
パワコンは、実はほとんど電気を使用しておりません。
通常は定額電灯契約ということで、使用してもしなくても一定の金額がかかります。
この定額電灯契約を従量電灯契約へ変更し、さらに、新電力へ切り替えることで、毎月2,500円の電気代を100円以下にすることができます。
※新電力への切り替えは、こちらのLooop電気に切り替えるのが一番料金がお得です。
これが出来た場合、毎月100円とすると、年間1,200円、20年間で24,000円となりますので、もともと60万円程度見込んでいた電気代なので、20年間で55万円以上電気代を下げることができます。
・消費税還付を行う
今回は、消費税還付を行う条件の下で比較しておりますが、改めて記載しておきます。
消費税還付は、設備投資額の消費税分を翌年の申告で還付することができます。
収益が大きく増えますので、必ず行うようにしましょう。
まとめ
- 自己資金0での太陽光発電投資は可能であるが、キャッシュフローがマイナスになる可能性があるので、注意が必要
- 初めての投資であれば、最低限年間キャッシュフローがマイナスにならない条件で物件を契約するようにしましょう。
- 表面利回りが10%を切る物件では、頭金は最低でも1割入れたほうがよい。しかし、借入金利が1.5%程度で借入可能であれば自己資金0でもギリギリ可能
- 自己資金がいくら必要なのかは、結局はその人が許容できる範囲によって様々であるが、しっかりと計画を立てて投資を行うべきである。
今回は、メガ発オススメ物件について、自己資金なく投資できるかどうかのシミュレーションをしてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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