太陽光発電

2020年低圧FITソーラーシェアリング事業はやるべきなのか?【営農型太陽光発電の専門家に聞いてきました!】

こんにちは、地方公務員のノリです。

太陽光発電投資を初めて5年が経過し、順調に事業が進んでおり、現在5基所有しております。

20年後にはで、資産5,000万円以上となる予定です。

 

さて、来年度のFIT単価が決まり、買取価格低下・自家消費など様々な要因により低圧FITは実質終了と言われておりますが、本当にそうなのか、ソーラーシェアリングはやるべきなのか、ソーラーシェアリングに可能性はないのか疑問に思い、一般社団法人アグリソーラー協会の方から話を聞いてきました。

本日は、そちらをまとめてみます。

 

本記事の内容

以下、詳しく説明します。

 

 

 

◆2020年の低圧FITの価格

令和2年2月4日の経済産業省で行われた調達価格算定委員会にて、ついに、来年度のFITの単価が決まりました。

10kw未満 21円+税 10年間
10kw以上50kw未満 13円+税(自家消費50%) 20年間
50kw以上250kw未満 12円+税 20年間

 

来年度は、低圧FITが13円となり、尚且つ、自家消費、地域活用要件の条件がつきました。

それにより、「低圧FITは事実上終了」ということが、太陽光事業者、太陽光ブロガーの中でも常識となっております。

 

しかし、本当に低圧FITは終了なのか、なにか残された道はないのか?

自家消費が唯一条件に含まれない、営農型、ソーラーシェアリングの事業性はどうなのか、疑問に思い、営農型太陽光発電事業の開業支援のコンサルティングを行っている一般社団法人アグリソーラー協会の方から話を聞いてきました。

 

◆ソーラーシェアリングの事業性について

結論を先に述べます。

 

ソーラーシェアリングでも太陽光発電事業はやるべきです!

 

土地を自分で確保さえすれば、経産省、電力会社への申請、農業委員会への申請代行、施工から連系までを全て委託しても利回り10%以上は可能とのことで、分離発注、パネルの仕入れ、DIYなど自分ですべてできる人であれば、さらに高利回りが狙えるということでした。

 

ただし、FIT14円と同様に、過去の高単価FIT案件と比べてしまうと当然、土地面積に対しての利益は小さくなるので、その部分は、逆に農作物の販売で利益を伸ばす余地があるとのことでした。

 

ソーラーシェアリングで事業を狙える理由の前に、まずは、荒廃農地の現状について、確認しましょう。

 

◆荒廃農地の現状

現在、全国には28.4万ヘクタールの荒廃農地が存在します。

「荒廃農地の現状と対策について」(平成29年7月、農林水産省)より

 

28.4万ヘクタールと聞いても、イメージしづらいのでわかりやすくすると、

1ヘクタール=10,000㎡

10,000㎡=1メガ発電所の設置可能面積

28.4万ヘクタール=1メガの発電所28万個分

となります。

 

もし仮に、荒廃農地地すべてに太陽光発電設備を設置できれば、日本の使用電力を100%、再生可能エネルギーで作り出すことができてしまいます。

それ以外にに考えられるソーラーシェアリングがもたらす効果は以下のとおりです。

 

ソーラーシェアリングで得られる効果

  • 荒廃農地を再生・復活できる
  • 土地の所有者に賃料が入る
  • 日本の食料自給率を上げることができる
  • 耕作するための雇用を生み出すことができる
  • 法人は利益を上げることができる
  • 国、自治体に税金が納税される

上記のとおり、すべての関わる方がWIN-WINとなる素晴らしい取り組みだと思います。

 

太陽光発電事業者の皆様、これから始めようと考えている皆様、是非、ソーラーシェアリングを行い、地域貢献をしながら、資産を増やしましょう!

 

 

ここ数年、僕が働く町では農家の高齢化により、荒廃農地・耕作放棄地が非常に増えてきましたので、このソーラーシェアリングを活用し、地域の活性化を図れないか、実現可能な方法を様々模索しているところです。

 

周りには荒廃農地・耕作放棄地がゴロゴロと転がっております。

 

もし、ソーラーシェアリングに詳しい方がおりましたら、是非、アドバイスをお願いします。

太陽光発電事業のベテランの皆様、融資に関わる助言、お力を貸してください・笑

よろしくお願いします。

 

では、次にソーラーシェアリングを行うべき理由を見ていきます。

 

◆ソーラーシェアリングを狙うべき理由

ソーラーシェアリングを狙うべき理由は4つです。

 

理由1 日当たりが良い土地が多く、発電量が多く見込める

農地は、作物が育つように、日当たりが良い場所が多いです。

太陽光事業に最適な場所の条件でもあります。

今の土地付き太陽光発電設備の分譲サイトなどで売り出されている土地よりも、条件が良い土地が全国各地に数多くあるはずです。

 

理由2 土地代・固定資産税・造成費が安い

農地は土地代が安いです。

そして、ソーラーシェアリングは、地目は農地(田・畑)のままになるため、固定資産税が雑種地の100分の1以下で、非常に安いです。

さらに、山林の伐採など大規模な造成は不要なので、造成費を抑えることが可能です。

 

農地が荒廃農地・耕作放棄地になっている理由としては、農家の高齢化による耕作が困難になったことや、後継者不在による耕作放棄といったことが理由の大半を占めています。

 

僕は地方の田舎育ちで、自宅の周りは畑だらけです。

自宅の近所には、こんな土地がゴロゴロと転がっています。

土地代の相場ですが、僕の住む町では、1,000㎡で30万程度が相場です。

下手したら、タダで引き取ってほしいなんて人もいるくらいです。

 

農家の方はまじめにコツコツと農業をしていた方が多く、耕作を行わなくなった今でも、耕作放棄地で何もしない土地の雑草除去のために、年に数回、草刈り作業をしっかりと行っています。

その作業が負担となっているので、手放したい、でも購入してくれる人がいない、これが現実です。

 

理由3 農家でなくてもソーラーシェアリングでの太陽光発電事業・農業が可能

基本的に農地は農家や農業法人でなければ売買できません。

 

その場合は、賃貸で農地を借りて、ソーラーシェアリングを行うことができます。

 

農地の売買相場同様に、賃貸の相場も安いです。

年間賃料は ~30円/㎡くらいです。

僕の住む町の農地の賃料相場ですが、1000㎡で年間10,000円~20,000円となっております。

 

理由4 ソーラーシェアリングで耕作するのに適した手間がかからない作物がある

アグリソーラー協会の方より最初にアドバイスを受けたのが、太陽光発電事業で儲けるのか、農業で儲けるのか、どちらに重点を置くかをまずは考える必要があるとのことでした。

基本的には農業で儲けつつ、太陽光発電事業でも儲けるのが理想ということで話されておりました。

 

特別高圧規模のメガソーラーであれば、おすすめは、小麦やそば、じゃがいも、さつまいもなど大規模化機械化で農業を行いどちらも儲けることが可能とのことでした。

 

その際は、農業用の機械(トラクターなど)が必要になりますので、初期費用、そして人件費等、資金が必要になります。

 

では、太陽光発電事業者の視点で、耕作にお金をかけず、手間をかけずに耕作を行う方法はあるのかどうか、様々お話を聞いてきました。

 

その中でも、僕がおすすめする、検討しようと思った作物は、果樹の「柿」です。

「柿」は、遮光の環境でも育つ果樹であり、さらに、実がなるまでに数年間の期間を要するといいます。

 

桃栗3年、柿8年という言葉のとおり、1年~2年で果樹がなることはなく、品種によりますが、早くても5,6年を要するとのことでした。

 

ここからは、それぞれの農業委員会の解釈によってしまうので、自己責任で判断をお願いしたいのですが、

果実が取れるまで5年以上要するということは、これはつまり、農業委員会への報告は、最初の5年は、果樹の木の成長の進捗報告のみで済む(場合がある)とのことでした。

 

つまり、その期間は、太陽光パネルをパネルの裏から枝が突き上げないよう、冬場に上に伸びる枝を切って横に伸びるように剪定作業をすることと、土壌に肥料を年1回程度まくことだけで、それ以外は、通常の低圧太陽光発電設備同様に雑草対策がメインになるとのことでした。

 

また、柿は土壌の養分を多く吸収するので、雑草も通常の農地よりも生えづらくなるようです。

 

柿は、昔は一般家庭の庭先によくあった果樹で、栽培は難しくなく、素人が栽培するのにお勧めという結論です。

 

 

◆ソーラーシェアリングを行うためにやること3つ

これから、ソーラーシェアリングを行うために、やることは以下の3つです。

 

1.電柱が近い耕作放棄地を探す

これは、太陽光発電設備に適した土地を探すことと全く一緒です。

太陽光発電事業を行っている人は問題ないと思います。

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詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

2.太陽光発電設備の設置実績や、耕作者の情報収集を行う

土地を見つけた次は、その土地でソーラーシェアリングが可能かどうか、近隣の実績や、耕作者の情報を調べましょう。

ソーラーシェアリングの実績と、耕作者の情報です。

 

それを調べるために、農業委員会へすぐ行くのではなく、JA(農協)に聞くことをおすすめするというアドバイスでした。

 

農協であれば、荒廃農地・耕作放棄地の情報や、農家情報、さらには太陽光発電事業にも理解のある農協であれば、設備の融資などにもつながるかもしれないということでした。

 

まずは、土地を見つけたら、その場所を管轄する農協へ連絡してみましょう。

農協で話をきくことで、その土地の農家の方々の傾向がつかめます。

 

その地域の農業団体が、太陽光発電事業には賛成派か、反対派か、その辺の雰囲気がつかめるので、農業委員会の対応もおおよそ判断がつきます。

 

すでにソーラーシェアリング実績があれば、その地域ではソーラーシェアリングのための農地一時転用は許可されやすいです。

 

結局、公務員は前例主義による業務遂行が多く、その前例があるかないかで、農業委員会の担当者も、動きが変わります。

始めに農業委員会へ行くのではなく、一度農協などで話を聞き、情報収集をしてから、農業委員会へいく流れにしましょう。

 

3.農家でない場合は、法人を設立する

農地の購入は、農家でなければできません。

農地を借りて売電するにも、農家でなければなりません。

 

では、太陽光発電事業者は無理なのか?

いえ、太陽光発電事業者の法人であれば可能です。

法人で農地を借りて、ソーラーシェアリングを行うことができます。

 

農地転用に詳しい方はわかると思いますが、農地の一時転用を耕作する本人が行うのではなく、農地を借りて行う農地法第5条の申請をすることになります。

 

また、ソーラーシェアリングを行うために農地を借りる際は、個人事業主の太陽光発電事業者では申請の認可がおりないということでした。

すでに太陽光発電事業で法人を設立している方は、その法人で進めることができるということです。

 

また、農地を借り、太陽光発電事業はその法人で行い、別に、耕作を行う営農者を設けることで認可になります。

 

ですので、以下の2つの契約が発生します。

  • 農地所有者と農地の賃貸契約
  • 農家又は農業法人と営農の委託契約

 

現在、個人事業主で太陽光発電事業を行っている方は、ソーラーシェアリングを進めるには法人を設立しましょう。

 

◆まとめ

◆低圧FITソーラーシェアリングは十分狙える事業である

◆ソーラーシェアリング事業を行うべき理由

  農地は

  • 日射量が多い
  • 土地代が安い(固定資産税も安い)
  • 造成費が安い
  • 農家でなくても営農できる
  • 耕作に手間がかからない作物がある

◆ソーラーシェアリングを行うためにやること

  • 土地を探す
  • ソーラーシェアリングの実績情報・耕作者情報を探す
  • 法人を設立する

 

最後に、今回の話は、アグリソーラー協会の理事で、太陽光発電事業の法人と農業法人の両方の法人を経営しており、実際にソーラーシェアリングを大規模に行っている方からのお話でした。

 

再生可能エネルギーの普及と、荒廃農地・耕作放棄地の再生を図る活動をしている話の他にも、これからはFITに頼らない再生可能エネルギーであるグリーン電力がどんどん普及していく流れであるというお話を伺うことができました。

 

また、アグリソーラー協会は、基本的には大規模農業を主軸とした考えであり、特別高圧などの大規模太陽光発電推進が中心ということでしたので、残念ながら、個人の方への低圧ソーラーシェアリングの対応は基本的には行っていないということでした。

 

アグリソーラー協会へ問い合わせいただいても、農地の斡旋や、営農者の斡旋なども基本的には行っていないということでしたが、もし、ソーラーシェアリングで個別に低圧について進めていきたい、どうしても話を聞きたいというかたは、アグリソーラー協会ではなく、直接ご相談くださいとのことで、その方からお言葉をいただきました。

アグリソーラー協会としてではなく、お話を伺ってきた協会理事の方がやっている法人をお繋ぎしますので、興味のある方はご連絡ください。

 

以上、2020年低圧FITソーラーシェアリング事業はやるべきなのか?【営農型太陽光発電の専門家に聞いてきました!】でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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