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太陽光発電設備はメンテナンス必須!?【発電事業者は目視点検を定期的に行おう!】

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こんにちは、地方公務員のノリです。

 

ノリ
ノリ
太陽光発電発電設備は、メンテナンスは必要ないと思っていませんか?

 

太陽光発電設備は、メンテナンスフリーなどと謳われて販売されていた時代もありましたので、そのように勘違いしている方はたくさんいると思います。

 

しかし、決してそのようななことはありません。

改正FIT法により太陽光発電設備はメンテナンスが義務化されました。

 

ノリ
ノリ
僕の設備は、この6年間で問題がたくさん起こりましたが、メンテナンス(目視点検)を定期的に行っていたために、被害を最小限に抑えることができました。

 

本日は、僕の太陽光発電設備の事故・故障などを事例に取り上げ、メンテナンス(特に目視点検)の重要性についてお伝えし、メンテナンスの行い方などについて、詳しくまとめていきます。

 

本記事の内容

以下、詳しく説明します。

 

 

◆日常の目視点検で発見した僕の設備の異常とは

太陽光発電に興味のある皆さん、メンテナンスは不要だと思っていませんか?

太陽光発電事業者の皆さんメンテナンス行っていますか?

業者に委託しているから、大丈夫と思っていませんか?

 

ここで、僕が5年間、太陽光発電事業を行ってきて、自分で目視点検を行って発見した、異常・問題などを共有します。

 

パネルの落下事故

台風後に設備点検した結果、1枚だけ落下してました。

台風が通過した1週間後の週末、設備の点検を行いました。

遠隔監視システムで約1週間発電量を確認しておりましたが、パネル1枚だけではわずかな発電量減少に気づくことができず、現地へ行って目視点検を行い、落下しているパネルを発見できました。

保険が適用され、修理費用数万円と、売電保証が数千円入りました。

 

パネルの異常発熱

冬の寒い朝、自宅屋根を見てびっくり!

一枚だけおかしい!

結果、パネルにヒビがあり、異常発熱してました。

業者曰く、おそらく、カラスが石などを落下させ、割れたのだろうとのこと。

火事のおそれがあったと思うとゾッとします。

常にパネルを見ることを意識していたため、気づくことができました。

こちらも保険で取り替え完了です。

 

地盤の陥没

地盤が陥没してました。

設備の崩壊というほどの規模ではありませんでしたが、こちらも目視点検で発見しました。

土盛りと、転圧を掛け、補修完了です。

 

架台の傾き

架台がわずかに傾いてました。

こちらは、今から4年前に設置した、当時は主流の単管架台です。

積雪エリアであり、雪の重みで後ろに傾いてしまったようです。

こちらも修理と補強してもらいました。

 

 

たった5年ですが、これだけの問題が発生しています。

目視点検だけでも行うことがどれだけ重要なのか、認識していただけたかと思います。

最低限のメンテナンスとして、目視点検だけでも定期的に行いましょう!

 

◆太陽光発電事業者には無料でもらえる太陽光発電メンテナンスガイドブックがおすすめ

先ほども記載しましたが、メンテナンスを外注しているからOkではなく、自分の設備に異常、故障が起きて発電に影響が出る前に、定期的な目視点検を行い、事故を未然に防ぐようにしましょう。

 

そのために僕がおすすめするのが、無料で貰える「太陽光発電メンテナンスガイドブック」です。

目視点検のポイントを、具体的な故障や異常の事例を用いて、詳しく記載されております。

 

 

太陽光発電事業を行っていて、まだこの資料を貰っていない方、これから太陽光発電事業を始める方には、この無料メンテナンスBOOKをお勧めします。

 

 

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メンテナンスを外注しているだけで何もしていない方、太陽光発電事業を始めたばかりの方、これから始めようと思う方には、特に読んでいただきたい内容です。

僕はこれをみてメンテナンスを学びました。

 

太陽光発電メンテナンスガイドブックの詳細については、こちらの記事をご覧下さい。

【無料】太陽光発電メンテナンスガイドブックを貰おう【メンテナンス教科書の決定版!】\ブログランキング応援よろしくお願いします!/ こんにちは、地方公務員のノリです。 太陽光発電事業者の皆さん、太陽光発電設...

 

 

◆太陽光発電設備はメンテナンスが必須!

僕の設備の事故をみて納得いただけたかと思いますが、太陽光発電設備はメンテナンスが必須です。

 

FIT(再生可能エネルギー固定買取制度)が始まった当初は、「太陽光発電はメンテナンスフリー」という謳い文句で、販売されておりましたが、実際はそうではありませんでした

繰り返しますが、

太陽光発電施設はメンテナンス必須です!

 

平成28年度の改正FIT法で、メンテナンス(保守点検・維持管理)が義務化されました。

 

では、実際どのようなメンテナンス項目があるのか、確認してみましょう。

 

◆太陽光発電設備の具体的なメンテナンス内容

経済産業省資源エネルギー庁HP再生可能エネルギー特別措置法に関わる法令関係に掲載されている、事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)第3章「運用・管理」には、

「民間団体が定めるガ イドライン等(付録参照)を参考にし、当該ガイドライン等で示す内容と同等又は それ以上の内容により、事業実施体制を構築するように努めること。」と記載されております。

 

民間団体が定めるガイドラインとして「一般社団法人 太陽光発電協会の太陽光発電システムの保守点検のガイド ライン」が推奨されております。

 

メンテナンス内容は以下のとおりです。

 

点検時期及び推奨点検者

日常点検(毎月1回、および災害時)・・・設備所有者又は専門技術者

設置1年目点検・・・専門技術者

設置5年目点検・・・専門技術者

設置9年目点検(4年後とに実施)・・・専門技術者

設置20年目以降の点検(4年ごとに実施)・・・専門技術者

 

点検項目

防護柵(フェンス、標識、入口扉)

敷地(周辺の樹木・電柱、アクセス通路、排水路)

太陽光アレイ(パネル、コネクタ、ケーブル、電線管、接地線、架台)

接続箱(本体、端子台、内部機器、等)

電力量計(メータ)

漏電遮断器(本体、操作部、端子、配線)

パワーコンディショナー(本体、通気状態、端子台、試験)

遠隔監視システム(本体、通信線、操作制御)

 

と詳細が記載されております。

 

ガイドラインは、なんと、133ページにわたり記載されております。

 

太陽光発電事業を行っている皆様、これだけの項目、すべて理解し、メンテナンスできていますか?

 

僕は正直、これらすべての項目を完璧にはできておりません。

 

専門的な知識もなければ、点検機器も持っていないからです。

 

おそらく、僕のように本業が他にあり、投資として太陽光発電事業を行っている方であれば、自分ですべて完璧にこなしている方は、少ないのではないでしょうか?

 

では、メンテナンスしなくてよいのか?

 

そんなことはありません。

 

メンテナンスは必須です!

 

では、専門知識がない人はどうすればよいのか?

 

メンテナンスを委託すればいいのです!

 

◆太陽光発電設備のメンテナンスは委託できる

太陽光発電設備は、委託することができます。

 

今では、多くの会社、専門知識を持った個人事業主などが、メンテナンス契約を受注し、それを生業にしている方がたくさんいます。

メンテナンス内容も、細分化され、希望に応じて契約できます。

 

ちなみに僕の発電設備は、販売会社がメンテナンスをそのまま行ってくれる契約でしたので、そのまま外注しておりますが、メンテナンスフリーの設備であれば、様々なメンテナンス会社がありますので、自分に合った業者を選択し、委託することをお勧めします。

 

また、僕は先ほど案内したOM’Sのメンテナンスガイドブックで学んだ他に、

一般社団法人 太陽光発電安全保証協会のメンテナンス技士の資格も取りました。

こちらも大変参考になりましたので、受講をおススメします。

いずれは、機器を揃え、自分でできるメンテナンスの範囲を増やしていこうと思います。

 

◆太陽光発電設備のメンテナンス委託相場

メンテナンス費用の相場ですが、僕が土地付き太陽光発電設備を購入した業者の現在のメンテナンス内容と金額は以下のとおりです。

 

雑草対策:年2回の草刈・除草

緊急駆けつけ:年1回

※遠隔監視等での以上が発生した際に代わりに現地へ行って確認してもらうことです

サーモ測定:赤外線サーモ測定でパネル異常がないかの点検

ホッとスポット対策:パネルの汚れがひどい場合に部分的に洗浄してもらえます

外観設備チェック:雑草対策時に同時に実施

定期報告書:点検結果の内容をメールで報告

これらの項目で、年間165,000円(税込)となっております。

 

ちなみに、僕が購入した2年前は、緊急駆けつけなどが別でしたので、10万円を切る金額で契約しております。

パネル洗浄や、緊急駆けつけを別にしている業者もありますので、これらを別にするとおおよそ10万円~12万で契約できるかと思います。

 

分譲サイトのタイナビで物件を見ると、中にはメンテナンス必須で、年間20万以上という業者もあります。

正直、20万円以上のメンテナンス費用をかけてしまうと事業収支が回らなくなると思いますので、気をつけてください。

 

◆自分でできるメンテナンス項目

業者に委託せず、最低限、自分でできるメンテナンスはしっかりと行いましょう。

 

僕は、以下の項目を自分で行っています。

パネルの目視点検:パネルに異常がないか

パワコンの目視点検:パワコン周りに異常がないか、異音がしないか

架台の目視点検:架台に異常がないか

周辺の目視点検:土地、その他に影響がないか

雑草対策:年間2回外注していますが、それでも足りないため、自分で草刈りを行っています。

この程度であれば、誰でもできると思います。

 

太陽光発電事業者の中には、設備を増やすことだけに一生懸命に力を注いでしまい、メンテナンスなどの管理が甘くなりがちです。

 

せめて、自分の設備の定期的な目視点検程度は、しっかりと行いましょう。

 

パネルの異常(ひび割れ等)、汚れ(鳥のフン等)がないかどうかのチェック

 

パワコン周りのチェック、異音がしないかどうかの確認

 

ケーブルのたるみは断線の原因となりますので注意しましょう。

 

架台のボルトの緩み、歪みがないかどうかのチェック

 

 

フェンス周りのチェックも大切です。

ツルが絡んでいたら

 

綺麗に取り除きましょう

 

 

草刈も定期的に!

 

 

◆まとめ

  • 太陽光発電設備のメンテナンスは義務です。
  • 太陽光発電事業者へおススメのメンテナンスガイドブックを資料請求をして、基本的な知識を学びましょう
  • 太陽光発電設備のメンテナンス内容は、素人では難易度が高いので、専門業者へ委託しましょう。
  • メンテナンス委託相場は、10万~15万程度で、20万円以上は事業収支を見て検討しましょう。
  • 自分の設備は責任を持ち、定期的な目視点検程度は自分で行いましょう。
  • 目視点検でも発見できる故障・異常・事故は数多くあります。

 

以上、太陽光発電設備はメンテナンス必須?でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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