こんにちは、地方公務員のノリ@investmentNoriです。
2014年から太陽光発電事業を行い今年で7年目を迎えます。
現在は、設備5基運用中で、さらに今年もう1基連系を予定しており、20年間で6000万円以上の利益を得られる予定です。
なぜ、このような考えに至ったのか、ここ2ヶ月弱の融資状況や、僕の体験から、
「新型コロナウイルス問題で揺れる今は資金の投入先は太陽光発電投資ではないのかもしれない。太陽光発電投資を行うための資金と知識を貯める時期なのではないか?」
と感じたので、今日はそこをまとめていきます。
- 新型コロナウイルス問題で揺れる今は太陽光発電投資を行う最適なタイミングではない
- 初めての米国株投資で得た利益
- 太陽光発電投資で40万のキャッシュを得るためかかる期間
- 2020年の太陽光発電設備への金融機関融資状況
- これから太陽光発電投資を始める方へのアドバイス
- 太陽光発電投資を始めるタイミングまとめ
詳しく見ていきます。
新型コロナウイルス問題で揺れる今は太陽光発電投資を行う最適なタイミングではない
新型コロナウイルス問題で揺れる今、太陽光発電投資を始めるタイミングではないのかもしれない、そう思うことがありました。
では、まず、初めての太陽光発電投資を行う場合を考えてみます。
太陽光発電投資を始めるためには、数千万円という金額を投資することになりますので、初めは誰でも多少の不安と勇気が必要になります。
しかし、一度太陽光発電投資を始めてしまえば、借り入れに対する不安が減り、その安定性から、2基、3基と設備を次々と増やそうと必死になる方がほとんどです。
太陽光発電投資を始めると、決まって皆さん設備を増やしたくなります。
そして、自己資金や本業の収入状況から、これ以上融資が受けられないという場面に必ず直面します。
特に、信販ローンの場合は、借入できる金額は年収で決まります。事業性など考慮されません。
年収に応じたMAXの額まで借りてしまえば、その時点で、一般的には設備拡大は終了となります。
twitterを見ていたり、僕のラインにも時々相談があるのですが、最近は、頭金を極力投資せず、設備拡大したいという方が多いように感じます。
投資できる資金がないという方は、株式投資や他の投資に資金をまわしているから資金がないという理由であれば良いのですが、貯金がほとんどなく、捻出できる余裕資金がこれ以上全くないという方へは、「何か急なまとまった支出が必要になった際、本当に大丈夫ですか?少し冷静になってみるのも大切ですよ」とお伝えしています。
これらを踏まえて、仮に、100~200万円をなんとか準備でき、それ以上は余裕資金が全くない人にとって、今、その資金を使って、太陽光発電投資を始めることが最適なのか?
今から太陽光発電投資を始める場合、コロナウイルス問題で騒がしい今年の市場環境が良いのかどうか?
ここ2ヶ月での経験も踏まえて、考えてみます。
初めての米国株投資で得た利益
2020年4月下旬に、初めて米国株投資を行いました。
コロナショックにより株価が暴落しましたが、経済を支えるために、トランプ大統領が前例のないほどの大胆な金融政策を行うと発表し、米国の株価が一気に上昇し始めた時です。
これまで、2012年から3年間で日本の個別株投資で資産を10倍に増やせた経験もありますが、その翌年に年間収支で数百万のマイナスという結果になり、まとまった資金での株式投資はそれからずっと離れていました。
数年ぶりに100万円程度のまとまった資金を投入し、始めて米国株を買ってみました。
その中で、90万円分購入したteclがたった1ヶ月半で利益確定分8万、含み益32万の合計40万円のプラスとなりました。(2020年6月6日時点)
1ヶ月半で1.5倍です。
銘柄としてはギャンブルのような株ですので詳細は割愛しますが、たった1ヶ月半で僕が購入した分譲太陽光発電設備1基分の年間キャッシュフローが手に入ってしまいました。
(正確には利益確定してないのでまだ手に入ってはいませんが・・・)
では次に、同じ40万円を得るために、現在の太陽光発電投資の環境では、どれくらい期間がかかるのか、みてみます。
太陽光発電投資で40万円のキャッシュを得るための期間
仮に、今、FIT14円100キロクラスの太陽光発電設備1,500万円を契約し、年内に連系が可能になったとした場合を考えます。
現在の分譲太陽光発電の相場で考えると、頭金で100万円を投資した場合、年間キャッシュフローは20~30万円残れば良い方です。
信販ローンの金利が2020年6月より上がりましたので、信販ローンの2.2~2.5%の金利で購入する方は、年間キャッシュフローは10万円程度にしかならない可能性があります。
翌年の消費税還付で、設備代の10%を回収したとしても、残り2年間の課税事業者期間の持ち出しを考えると、頭金100万円分を取り返す程度になると思われます。
キャッシュフローが20万としても、40万円のキャッシュを得るには2年かかることになります。
結果論ではありますが、株式投資で1ヶ月半で得たキャッシュを、太陽光発電投資では、約2年かかることになります。
また、この2年という期間にも、株式投資ではさらに資金を増やすことが可能かもしれませんので、それ考えると、2年以上の大きな差となります。
そう考えると、今、100万円を投資する先は、太陽光発電設備なのか、疑問に感じてしまいます。
では次に、太陽光発電投資では、ほとんどの方が融資を受けてレバレッジをかけて投資を行うことになりますので、現在の融資環境について触れてみます。
2020年の太陽光発電投資への金融機関融資状況
太陽光発電投資をする場合、ほとんどの方が融資を受け設備を購入します。
利回り10%前後で手堅い投資であり、融資を受けてレバレッジをかけられることが、この投資の旨みでもあります。(土地から仕込んで分離発注できる方は利回り15~20%なんて夢のような数字を出せる方もいるようですが・・・)
一般的な分譲太陽光発電設備を購入する流れ
- 物件を決定
- 信販ローン(ア○ラスやジャッ○ス)で審査
- 審査が通れば契約
- 連系までの期間で、金融機関(銀行・政策金融公庫・信用金庫)で融資の審査
- 審査が通れば信販ローンから切り替える
- 融資実行、完工、連系
- 再び与信枠が空くので、次の物件を探す・・・
このような流れになります。
しかし、今年、異変が起きています。
3月コロナショックにより株式市場が暴落、新型コロナウイルス感染拡大防止のために経済活動がストップし、多くの企業が経営難に陥っています。
銀行はもちろん、政策金融公庫などでも、中小企業が経営持続するための融資依頼が殺到しており、太陽光発電の融資を全く取り扱ってくれない支店も出てきているようです。
確かに、副業で投資をしたい人より、企業の経営存続に必死の経営者を優先するのは当たり前ですね。
あと、あまり知られていないようですが、政策金融公庫の担当者にも融資のノルマがあります。
通常は、手堅い投資である太陽光発電投資には積極的に貸出してくれますが、現在は、世界的な金融緩和により、様々な貸付けが可能になり、経営存続のための運転資金融資を優先していることで、担当者はノルマをクリアしてしまい、わざわざ太陽光発電投資へ貸出する必要はないのかもしれません。
つまり、今、信販ローンで契約して物件を抑えても、まともに取り合ってもらえず、連系前に銀行や公庫の融資に切り替えることができなくなり、そのまま信販ローンで支払せざるを得ない場合が多く出てきてしまいます。
そうなってしまえば、信販ローンで借り入れとなり、年収に応じた与信枠が埋まっていくことで、設備拡大はすぐにストップしてしまいます。
数年前から太陽光発電投資を始めている方で、政策金融公庫の担当者と繋がりがあればまた違うのかもしれませんが、太陽光発電投資をこれから新たに始める人にとっては、今は、少し厳しい環境なのかもしれません。
これから太陽光発電投資を始める方へのアドバイス
これから太陽光発電投資を始める方へのアドバイスです。
自己資金が豊富にある方は、今すぐ動いても良いと思いますが、自己資金が限られている方は、すぐに動かず、1年~1年半後に始めるといった戦略を選んでも良いのではないでしょうか。
僕は、今年の高圧250kw未満の物件が分譲で販売されると思っています。
14円の物件複数持つより、250kw未満の過積載200%のモジュール500kw物件1つに投資したほうが、効率いいですよ!
過積載200%の高圧250kwであれば、年間売電収入が600万~700万円程度です。
18円100kw3基分、14円100kw4基分と同じです。
今必死に動いて、金利の高い物件を購入、4基分の土地を所有し、土地を複数所有するよりも、金利を安く借りられる可能性のある高圧1基の方が良いのではないでしょうか?
ということで、上記はあくまで想像の話ではありますが、ありえなくもない話だと思います。
資金をしっかりと貯めて、金融機関が太陽光発電投資の貸出しを行ってくれるようになるタイミングを見極めてから動いても遅くないのではないでしょうか?
投資先という観点で見ても、株式市場が活況の今、太陽光発電投資に回すのではなく、株式投資に資金を回すほうが、適していると思います。
大規模な金融緩和で、誰でも買えば儲かるような状況になってきました。
実体経済と伴わない株高と言われていますが、先日の雇用統計で回復傾向が見られたようですので、コロナの影響はなんだったのか、といったような状況になりつつあります。
でも、個人的には、もう一度、暴落、2番底がくると思っています。
そこが、追加投資のタイミングです。
また、アメリカでは、今年、大統領選挙があります。
僕はトランプ大統領が再選となると予想していますが、そうなれば、また数年は株価が上がり続けると思います。
1年~2年程度、株式投資で資金を増やし、自己資金を潤沢に増やしてから太陽光発電投資をした方が、金融機関からの融資を受けやすい可能があり、将来的な設備拡大は早くなる可能性があります。
また、Twitterを見ていると、物件を次々に増やしたいと必死になっている方がたくさんいますが、増やすだけが全てではないと思います。
太陽光発電投資は、設備が何基ある、借金はいくらだ、というような、数が多けりゃいいとなりがちです。
お金はいくらあっても幸せになれないとよく聞きますが、それに似た感じではないでしょうか?
太陽光発電設備は、いくらあっても、幸せにはなりません!
自分の人生設計に、太陽光発電投資がどの程度必要なのか、もう一度冷静になって考えてみましょう。
- 自分の計画に沿って、最適な物件を見極めて購入する
- そのために今は、動く時期なのか、資金を貯める時期なのか
- 設備は何基まで増やす必要があるのか
もう一度冷静になって考えてみましょう!
冷静な判断には、知識が必要です。
また、太陽光発電投資をするのが、今ではないと感じた場合にも、まずは、太陽光発電投資の知識だけは、しっかりと身につけておきましょう。
太陽光発電投資の知識、メンテナンスの知識、ここをしっかりと習得しておけば、いざ動き出した時に有利になります。
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※掲載内容の一部
- 太陽光発電投資のメリット・デメリット
- 固定買取制度について
- 出力抑制とリスクについて
- 良い物件を選ぶポイント
- 節税対策について
- シミュレーションのポイント
- メンテナンスと維持費
- 買取期間終了後(20年後)に設備をどうするか?
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- 太陽光発電事業をこれから始める方、
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ブロガーだけでなく、太陽光発電に詳しい方、設備を10基以上所有する方、太陽光発電と不動産を所有する方、太陽光発電でセミリタイアした方などが数多くいます。
そういった方と繋がることで得られる知識・人脈が何よりも重要になりますので、まだtwitterをやっていない方は、是非、始めることをオススメします。
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太陽光発電投資を始めるタイミングまとめ
- コロナウイルスによる影響で、以前よりも金融機関から太陽光発電設備の融資を受けづらい環境にあり、これから始める方には少し厳しい状況にある。
- 自己資金が少ない人は、今すぐ動くのではなく、まずは太陽光発電投資へ回せる自己資金を増やしましょう。
- 株式市場が活況の今、太陽光発電投資よりも株式投資の方が資産を増やしやすい状況なので、自己資金が少ない人は、株式投資で資金を増やすことをオススメします。
- これから太陽光発電投資を始める方へのアドバイスとしては、自分の人生設計に太陽光発電投資は何基必要なのかを冷静に考えましょう。
以上、あなたの太陽光発電投資のタイミングは今ですか?
今は資金と知識を蓄えるのも1つの選択肢かもしれません!でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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