ソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングで農業をはじめよう(高圧案件が消滅の危機?大問題が発生!!!)

アイキャッチ 高圧案件消滅の危機

こんにちは、地方公務員のノリ@investmentNoriです。

 

先日のブログでは、負担金がまさかの格安でラッキー!と書きましたが、その高圧250キロ未満案件について、実は、申請直後に案件消滅の危機的、大問題が発生していました。

 

今日は、書くかどうか迷いましたが、この危機についても、記録として残しておきます。

 

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高圧案件の土地について

まずは今回の高圧用の土地についてです。

 

地元耕作放棄地の再生を目的とし、同時にソーラーシェアリングを行うということで、耕作放棄地の地主と土地交渉を行っていた頃、親戚の認定農業者のおじさんが家に来たことがありました。

 

あれこれソーラーシェアリングの話をしたところ、

おじさん
おじさん
うちの保存米を栽培してる田でやってみるか?

 

となり、土地の広さを聞いたところ、なんと、8反歩以上(8,000㎡以上)あるとのこと。

 

ノリ
ノリ
8000㎡以上なんて、高圧やれるじゃん!

 

と、まさかの話が舞い込んできました。

 

ただ、電柱が必要で、周りの日当たりもどうなのか、まずは確認が必要だと伝え、直接見に行くことにしました。

 

 

ここが、その現地です。

高圧土地

ちょっと曇りの日だったため、イマイチ伝わりづらいですが、目の前の田んぼがその土地で、奥にあるビニールハウス手前までが田です。

 

日当たり抜群!

電柱が北側!

道路が隣接!

 

ビニールハウスが北側にあるので、北側からの風の心配もありません。

本当に、なにも言うことなしの最高の田です。

 

認定農業者のおじさんにそのまま米を耕作してもらえるということで、耕作者もクリアです。

高圧のソーラーシェアリングができるチャンスが巡ってきました。

 

ただ、この時、すでに7月ということで、高圧の申請がギリギリというタイミングでした。

業者にすぐ連絡しつつ、地主に最終確認です。

 

地主はおじさんの親で80を越えるおじいさんです。

ということで、親戚のおじいさんから許可をもらえるか、おじさんと一緒に交渉にいきました。

 

結果は、

おじいさん
おじいさん

二人でやれるっていうのなら、やってみたらいい!

がんばれ!

 

ということで、オッケーがでました。

 

農業法人立ち上げ、過去には農協理事も勤め、さらに現在もマンションや駐車場の不動産オーナーというエネルギーあるおじいさんということもあり、新しいことに挑戦することには抵抗なく、賛同してくれました。

 

業者にすぐ高圧申請をしてもらい、すべては順調に進んでおりました。

このあと、まさかあんなことが起こるとは思いませんでした。

 




自宅にきた1本の電話

固定電話

親戚のおじいさんに相談にいった2週間後、ちょうど高圧申請を終えた頃に、自宅に1本の電話が入りました。

 

父親が電話に出て、驚いた様子です。

会話を聞いて、一瞬、耳を疑いました。

 

なんと、親戚のおじさんが亡くなったという、連絡でした。

ちなみに、おじさんは、まだ53歳という若さです。

 

つい先日、2週間前に、一緒に頑張ろうと、言ってくれていたおじさんが、亡くなったとのことで、まったく信じられませんでした。

 

意気消沈とはこのことです。

太陽光の話なんてどうでもよく、事態をうまく飲み込めない、自分がいました。

 

おじさんは独身で、自宅の離れに一人で住んでいたため、数日たったときに、おじいさんが発見したとのことでした。

心筋梗塞とのことでした。

 

その後、葬儀に出席し、しっかりと見送ってきました。

太陽光の件は、おじいさんに話をするタイミングがなく、高圧の接続可否もまだでなかったため、そのまま放置していました。

 

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時期をおいてから相談へ

 

葬儀から1ヶ月半ほど時間がたち、父親が、四十九日に参列してきました。

そこで、おじいさんの方から太陽光の話があったとのことで、詳しく話をしたいから、来てくれということでした。

 

亡くなって約2か月後に、一人でおじいさんのところへ、行ってきました。

 

相当落ち込んでいて、明らかに元気がなくなってしまっていました。

 

おじいさんからの言葉は、

田んぼだけど、息子も亡くなってしまって、俺ももう今から耕作するほどエネルギーなくなってしまった。

農協に土地をすべて任せようと思っている。

 

 

全てを語らず、

ただ、太陽光発電設備の件は、なかったことにして欲しい

と言っていることが伝わってきました。

仕方ないと受け入れ、まずは話をすべて聞きました。

 

一通り、話を聞き終え、最後に、僕の方から、一言、話をしました。

 

せっかくおじさんが繋いでくれたこのチャンスを無駄にしたくないと、熱く、おじいさんに伝えました。

 

その結果、

 

そこまで言うなら、今から農協の部長呼ぶから、ここで直接話をしてみたらどうだ?

 

という、まさかの展開になりました。




JA支店長と太陽光発電の打ち合わせ

農協の部長へ、直接電話をしてくれることになりました。

 

ただ、今電話して、こんなすぐに来るのか?

と思いましたが、すぐ電話をかけてくれました。

 

部長さんに繋がりましたが、案の定、これから県との会議があって外出するというところだったため、今からすぐは難しいということになりました。

 

ところが、一旦電話を切ったあと、すぐ近くの農協の支店から電話が入り、部長の代わりに、そこの支店長が直々に自宅に来てくれることになりました。

 

おじいさんの力が発揮されました・笑

 

15分後に、支店長が到着です。

 

名刺交換、そして、今回の土地の件、それから、ソーラーシェアリングについて、熱く、思いを話しました。

 

稲作ということで進めようと思っていたが、今回叔父さんが亡くなったため、果樹栽培も視野に入れて行きたいことや、融資など協力してもらえるのかなど気になる点も含めて、確認して欲しいと伝えました。

 

最後に、おじいさんから

 

おじいさん
おじいさん
ということだから、この前、田を任せるといった話だけれど、一旦、この太陽光発電としてもやっていく可能性もあるということで、協力してくれ。

 

と、最後のひと押しもいただきました。

 

 

後日、農協の支店長から、折り返しの電話を直接いただき、

支店長
支店長
この前の太陽光発電の件ですが、耕作しれくれそうな方に話してもソーラーシェアリングがどんなものか分からず、やってくれる返事がもらえません。

なので、融資の話も含め、今の不確実な状態では何も答えはできません。

変に期待持たせると悪いので、一旦、まずはこのような回答にさせてもらいます。

ということでした。

 

相談していた時点では、まだ接続可否も分からず、事業計画も何もない状態でしたので、当然です。

とういことで、FIT権利が無事おりたあと、事業計画をしっかりと立ててから、1から相談ということになりました。

 

ということで、今回は、ブログにするのかどうか迷いましたが、

おじさんの死という現実をしっかりと受け入れ、また、おじさんと約束したソーラーシェアリングをしっかりと実現させようと、自分への肝を銘じる意味で、ブログに記しました。

 

まだまだ、どうなるかわかりませんが、果樹栽培から観光農園という形で実現できるよう、しっかりと進めていこうと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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