メンテナンス

【事業者必見】太陽光発電設備のセルフメンテナンス!梅雨明け前後に目視点検と雑草対策を行おう!

アイキャッチ 梅雨明け前後にメンテナンスをしよう

こんにちは、地方公務員のノリ@investmentNoriです。

 

2014年から太陽光発電事業を行い今月7月から7年目を迎えました。

現在は、設備5基運用中で、さらに今年もう1基連系を予定しており、今後は耕作放棄地の再生を兼ねて、ソーラーシェアリングで農業を始めようと計画しております。

 

ノリ
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太陽光発電設備は業者にメンテナンス委託している方が多いと思いますが、

年に1回でも自分で設備をチェックしていますか?

今年1度も現地で見ていないという方へ、できれば、梅雨明け前後に、一度目視点検・雑草対策をおすすめします!

 

太陽光発電設備は、当初はメンテナンス不要などと謳われ販売されてきましたが、メンテナンスは必須です。

これまで僕の設備でも不具合、破損などが数回発生し、その都度修理・修繕を行ってきました

 

本日は、太陽光発電設備のメンテナンスの必要性と、そして僕が定期的に行っている太陽光発電設備のセルフメンテナンスのやり方、そして、梅雨明け前後に一度目視点検・雑草対策をしたほうが良い理由ついてまとめていきます。

 

連系後、一度も現地へ行っていない、今年は一度も設備を確認していない、そんな方は是非、梅雨明け前後の今、自分で設備のセルフメンテナンスをしてみましょう。

また、これから太陽光発電設備を始める方は、是非、メンテナンスの参考にしてください。

 

詳しく見ていきます。

 

 

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太陽光発電設備のメンテナンスの必要性

2012年のFIT法施工、その後、太陽光発電設備が大量に設置されました。

 

再生可能エネルギーの普及、利用促進という目的ではあるものの、

  • あくまでも投資に過ぎないという考えから設置後なにもしない事業者
  • 初期投資を抑えるための手抜き工事の多発
  • 経験の浅い企業の施工

上記のような事例が増え、それに伴い、設備の故障、事故、不具合が多発するようになりました。

 

このような太陽光発電設備に不具合が多く発生したために、2017年4月から改正FIT法により、メンテナンスが必須となり、以下のような基準が設けられました。

  • 太陽光発電事業者は、適切に点検・保守を行い、発電量の維持に務めること
  • 定期的に費用、発電量等を報告すること
  • 系統安定化等について適切に発電事業を行うこと
  • 設備の更新または破棄の際に、不要となった設備は適切に処分すること・・等

それ以外にも数多く定められています。

 

発電事業を行う上で、自分の所有する設備の維持管理を行うことは当たり前です。

 

専門事業者にメンテナンス契約していれば問題ないと言えますが、目視点検に関しては、可能な限り、自分で行うことを推奨します

 

僕の設備にも、事業を行ってきた7年間で様々な不具合、事故が発生しました

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

アイキャッチ メンテナンスー3
太陽光発電設備はメンテナンス必須!?【発電事業者は目視点検を定期的に行おう!】\ブログランキング応援よろしくお願いします!/ こんにちは、地方公務員のノリです。 太陽光発電設備は、メンテナ...

 

梅雨明け前後の今、太陽光発電設備のメンテナンスを行おう

先週末、近所の太陽光発電設備のセルフメンテナンスを行ってきました。

僕が梅雨明け前後にメンテナンスをおすすめするのは、下記の理由からです。

 

梅雨明け前後にメンテナンスをオススメする理由

梅雨の時期は雨が多く、地盤が弱くなっており、土砂崩れ、法面の崩壊、地盤の沈下などが起こる可能性があるからです。

 

法面崩落などにより、設備が崩壊してしまう可能性も0ではありません。

 

ノリ
ノリ

梅雨明け後、これからたくさん発電するぞ、という時に、

設備の崩壊により発電できない、なんてことが起こったら困りますよね。

 

梅雨明け前後は、設備のチェック、特に設備周りの地盤のチェックや、周辺環境に異常がないのかどうか、しっかりと確認しましょう。

 

また、梅雨により雨がたくさん降り、土壌には水分がたっぷりと含まれております。

晴れが増えるこれからの時期は雑草が伸びるには最高の環境です。

雑草が一気に伸びる時期なので、伸び過ぎて除草作業が困難になる前の伸び始めの時期に除草剤散布をしっかりと行いましょう

 

では、先週の僕の設備について、触れてみます。

前回メンテナンスを行ったのは5月中旬、除草剤を散布し、その後2週間程度で雑草は枯れてくれました。

 

そして、先週土曜日(7月18日)の状態がコチラです。

太陽光発電設備R2.7.1 太陽光発電設備R2.7.2 太陽光発電設備R2.7.3

やはり、梅雨の時期は雨が多く、雑草が伸びるには最高の条件になります。ちょっとした晴れ間で、雑草は一気に伸びました。

梅雨明けのタイミングでの除草剤散布を行う予定ですが、予想外に法面の雑草が伸びていたため、簡単に草刈りを行いました

次回は2週間後の梅雨明け頃に除草剤散布を行う予定です。

 

 

太陽光発電設備R2.7.4 太陽光発電設備R2.7.6

梅雨明けまでもう少しなので、梅雨明け後の雑草伸び始めに、除草剤散布を行えば、また数ヶ月は安心です。

 

次に、セルフメンテナンス方法について、見ていきます。

太陽光発電設備のセルフメンテナンスの方法

電気系統の点検は専門事業者に委託しておりますが、自宅から近い設備なので、雑草対策や設備の目視点検については、自分で行っています。

ここで、僕がいつも行うセルフメンテナンスの流れについて説明します。

詳しく確認していきます。

1、敷地周辺の目視点検(フェンス周り等)

まず、敷地周辺の目視点検を行います。

フェンス周り、設備の周辺に異常がないかをチェックします。

太陽光発電設備R2.7.1

フェンスに雑草が絡んでいる場合が多いので、絡んでいる場合は取り除きましょう。

雑草が絡み、フェンスが風を受けやすくなると、強風でフェンスが倒れる場合があります。

絡んでいる場合は、初期段階で対応を行うようにしましょう。

また、先程触れましたが、梅雨明け前後や、台風の多い秋などは、特に地盤が緩くなりやすいので、土砂崩れや地盤沈下などが起きていないかしっかりと確認しましょう。

 

2、設備の目視点検(パネル・パワコン・ケーブル・架台)

次に、設備の目視点検を行います。

パネル:パネルが割れていないか、何か落下した形跡がないか、汚れていないか、鳥のフンなどが落ちてホットスポットとなっていないか確認しましょう。

太陽光発電設備R2.7.7

梅雨の時期は、雨により汚れが落ちてパネルが綺麗な場合が多いですが、一応、すべてチェックしましょう。

 

パワコン:パワコン周りに異常がないか、雑草がパワコンに絡まっていないか、異音がしないかなどの確認をしましょう。

ケーブル:断線していないか、ケーブルが緩んでいないか、確認しましょう。

架台:歪みはないか、ボルトの緩みがないのかマーキングを見てチェックします。

 

3、雑草対策

雑草対策がメンテナンスの中で肉体的、時間的に一番の負担となります。

 

資金に余裕があれば、施工時に防草シートを敷地全面に敷いてしまうのが一番です。

また、砂利敷きなども効果があります。

なにも対策していない場合は、年3回~4回の除草剤散布や、草刈りが必要となります。

 

除草剤散布の効果的なタイミングとしては、

  1. 冬場の雑草の勢いが弱い時期である1月~2月頃(もし、積雪エリアの場合は、降雪前の11月下旬から12月上旬頃)
  2. 雑草が生え始めて伸びきる前5月下旬~6月上旬
  3. 梅雨明けのタイミング
  4. 9月~10月頃

の4回程度がおすすめです。

※あくまで目安ですので、地域により、時期はズレてくる可能性もありますので、参考程度にしてください。

 

砂利敷きの設備ではありますが、雑草が生えます。

梅雨明けの雑草の伸び始めの時期に、除草剤の散布を行いましょう。

除草剤は、周りが農地ですので農地用の除草剤を使用しておりますが、非農地用の方が強力です。

 

除草剤の種類についての費用対効果などは、何種類も試している方、ブログで詳しく記載している方が多数いますので、そちらを参考にしてください。

僕はあまりこだわらず、ホームセンターで売っている一般的な除草剤を使用しています。

なお、雑草対策の道具に関してですが、保管場所がある方は、エンジン式の噴霧器、草刈り機などは最低限準備しておくようにしましょう。

 

これら1~3を行い、およそ1時間で終了しました。

ノリ
ノリ

メンテナンスというと専門事業者でなければできない

そういったイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

誰でも簡単にできます。

定期的に目視点検を行うだけでも、大きな事故が起きる前に、未然に防ぐことができます。

 

雑草が伸びパネルに影が掛かれば発電量が落ちます。

何もせずほっておくと、翌月に届く明細書で売電額の少なさで異変に気づくケースがあります。

もし、目視点検を行っていれば、事前に発見し、最低限の損失で防ぐことができるかもしれません。

自分で行うセルフメンテナンス方法として、設備の目視点検だけでも十分ですので、是非、年に数回、自分の設備の点検を行ってみましょう。

 

ここでもう1点、セルフメンテナンスを実施する際のポイントですが、僕は必ず写真を撮るようにしています。

 

何も異常がない場合でも、いつ、どういったことを行ったのかを記録として残します。

 

後々設備に不具合が生じた際に、過去の状態確認が必要な場合に、あの時写真を撮っていれば・・・なんてことがあるかもしれません。

スマホで写真を撮るだけで十分ですので、記録として、しっかりと残しておくことをオススメします。

 

ここまで、僕が行っているセルフメンテナンスについてまとめました。

これらのメンテナンスは、すべて、OM’Sのメンテナンスガイドブックを参考にしてメンテナンスを行っています。

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ここまで、太陽光発電設備のセルフメンテナンスについてまとめてきましたが、不明な点、何かわからない点があれば、下記から友だち追加をして、いつでもラインでお問い合わせください。

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太陽光発電設備のセルフメンテナンス(梅雨明け前後)まとめ

  • 誰でもできる太陽光発電設備のセルフメンテナンス方法として、定期的な目視点検、発電量に直結する雑草対策、そしてそれらを写真として記録に残しましょう
  • 梅雨明け前後にメンテナンスを行う理由として、大量の雨によって地盤が緩くなり、土砂崩れ、法面の崩壊、地盤沈下などが起こり、設備の崩壊に繋がる可能性があるためです。危険な箇所がないかしっかりと確認し、梅雨明けの発電量が増える夏を準備万端で迎えましょう。
  • 太陽光発電事業者は、OM’Sのメンテナンスブックが非常にオススメです。

以上、【事業者必見】太陽光発電設備のセルフメンテナンスを行おう!梅雨明け前後に目視点検と雑草対策を行おう!でした。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。