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2020年太陽光発電投資で儲かるのはどの物件!?【FIT24円とFIT14円の収益を比較してみました】

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こんにちは、地方公務員のノリです。

僕は太陽光発電事業を2014年に始め、事業を行い6年目を迎えました。

現在は太陽光発電設備を5基運用、1基確保しており、このまま順調に売電収入を確保できれば、20年間で6,000万円以上の利益を得られる予定です。

 

2020年現在、FIT新規申請ができなくなった今、土地付き太陽光発電設備の表面利回りが全体的に低くなってきているように感じます。

特に、高単価の物件の利回りが低くなっています。

ノリ
ノリ
利回りの高い物件ないですか?

と、相談が数多く来ますが、利回りだけ見てて本当に大丈夫ですか?

20年~30年間で最終的に得られる収益計算していますか?

 

本日は、2020年から太陽光発電投資を始める場合に高単価で利回りが低い物件と、低単価で利回りが高い物件ではどちらが収益が良いのか、どういった物件を購入するとより儲かるのか、調べてみることにします。

 

この記事は、自分が今後どういった物件を購入するべきか、自分の投資方針を改めて検討するのに大変役立つはずです。

 

以下、詳しく説明します。




◆土地付き太陽光発電サイトの物件の傾向

業者と繋がりのない方がこれから太陽光発電投資を始めるには、土地付き太陽光発電サイトで物件を探し、それを購入するしか方法がありませんが、2020年の低圧FITの新規申し込みが終了したこともあり、低圧FITの分譲案件について、全体的に物件の表面利回りが低くなってきている傾向にあります。

また、徐々に高単価の物件(FIT21円以上)が少なくなってきております。

 

土地付き太陽光発電サイトでは、現在はFIT14円、18円物件が多数を占めている状況で、時々掲載されている高単価物件については、利回りが低かったり、ワケあり物件(影がかかる、高額メンテナンス必須・・・等)が多いように感じます。

そういったこともあり、高単価FIT物件については、より慎重に物件選定が必要となります。

 

土地付き太陽光発電サイトについては、こちらの記事をご覧下さい。

太陽光発電投資の始め方【土地付き太陽光発電販売サイトに登録しよう】\ブログランキング応援よろしくお願いします!/ こんにちは、地方公務員のノリです。 太陽光発電投資が儲かることに気づき、2...

 

しかし、ここで、疑問に思うのが、高単価FITで利回りが低い物件と、低単価FIT(14円)で利回りが高い物件では、どちらの方が最終的な利益が多いのかということです。

 

そこで、実際に物件維持にかかる経費などすべて同条件で計上し、FIT20年間の収益と、卒FIT後の10年間を合わせた30年間の収益の2パターンを比べてみることにします。

 

◆高単価低利回り物件と低単価高利回り物件ではどちらが収益が良いのか?

ではここで、先ほど記載した、高単価だが利回りが低い物件は、これからでも投資をする旨みがあるのかどうか、調べてみます。

 

そこで高単価だが利回りの低い(FIT24円9.5%)の物件と、低単価だが利回りがそこそこ良い(FIT14円10.3%)物件では、どちらの方が収益が良いのか、比較してみようと思います。

 




 

◆太陽光発電設備の比較条件について

2つの設備を比較するにあたり、条件を決めます。

 

FIT単価

FIT14円

FIT24円

土地代

200万円

200万円

設備代

1489万円

2,504万円

土地設備合計

1689万円

2,704万円

パネル容量

115kw

90kw

パワコン容量

49.5kw

49.5kw

年間発電量

113,030kwh

97,300kwh

年間売電収入

1,740,666円

2,568,834円

表面利回り

10.3%

9.5%

  • 投資可能な現金:200万円
  • 融資利率:信販2.2%
  • 返済期間:15年
  • メンテナンス:年間10万円
  • 固定資産税(土地):年間5万円
  • 償却資産税:減免等なし
  • 経理関係:初年度税理士10万円
  •      2年目以降クラウド会計2.5万円
  • 電気代:毎年3万円
  • 2年目申告時に消費税還付
  • 保険:損害保険20万円/10年
  •    施設賠償2万円/5年
  •    売電補償5万円/5年
  • 16年目にパワコン取り替え費用180万円
  • 21年目以降:8円で10年間売電

上記条件のもと、「FIT20年間」、「FIT20年+10年」の最終利益をまとめてみます。

 

◆FIT単価別20年間の収益比較

 

FIT 14円 24円
事業年数 20年 20年
売電収入合計 32,592,639 48,099,451
消費税還付 1,407,273 2,276,364
収入合計 33,999,912 50,375,814
固定資産税 1,000,000 1,000,000
償却資産税 1,383,000 2,412,000
電気代 600,000 600,000
メンテナンス 2,000,000 2,000,000
保険更新料 410,000 410,000
修繕費 1,800,000 1,800,000
経理関係 575,000 575,000
借入返済 17,495,100 29,421,000
消費税納税 471,412 695,698
支出合計 25,734,512 38,913,698
利益合計 8,265,400 11,462,116

 

上記結果より、20年間では、FIT24円の物件の方が「3,196,716円」利益が多い結果となりました。

利回りが高い物件を探している方が多いですが、利回りが低くても、最終利益は、高単価の低利回り物件のほうが多くなります。

 

ただし、最初の15年間の毎年のキャッシュフロー(現金)については、実は、14円の方が多い結果となりました。

最初の15年間のキャッシュフロー

FIT14円:約20万円

FIT24円:約13万円

最後の5年間で24円物件の売電収入額が大きいため、利益額が逆転となっております。

 

最初の15年間のキャッシュフローの差(約7万円)をどう見るかでとらえ方は変わってくるはずです。

その差額分を複利運用するなどの運用計画があれば、14円の物件を選ぶのもひとつの選択だと思いますが、単純な最終利益を比較するのであれば、間違いなく利回りが低くても高単価の物件が有利だといえます。




◆FIT単価別30年間の収益比較

FIT 14円 24円
事業年数 30年 30年
売電収入合計 40,968,363 55,309,858
消費税還付 1,407,273 2,276,364
収入合計 42,375,636 57,586,221
固定資産税 1,500,000 1,500,000
償却資産税 1,383,000 2,433,600
電気代 900,000 900,000
メンテナンス 3,000,000 3,000,000
保険更新料 750,000 750,000
修繕費 1,800,000 1,800,000
経理関係 825,000 825,000
借入返済 17,495,100 29,421,000
消費税納税 471,412 695,698
支出合計 28,124,512 41,325,298
利益合計 14,251,124 16,260,923

 

上記結果より、30年間での比較でも、FIT24円の低利回り物件の方が、「2,009,799円」利益が多い結果となりました。

 

◆今後の太陽光発電投資の戦略

今回の2つの物件の投資額の差は約1,000万円ですが、最終的な利益差は約200万円となりました。

投資額の1000万円という差に対して、30年間の利益額の差200万はそれほど大きくないという結果となりました。

融資の金額を抑えたい人(借り入れを多くしたくない人)にとっては、現在まだまだ数の多いFIT14円物件を攻めるのもひとつの戦略であると思います。

 

しかし、太陽光発電投資はあくまで投資です。

高単価のFIT物件の方が最終利益は多くなります

 

これから太陽光発電投資をする方へのアドバイスとしては、低利回りでも高単価の物件を選択したほうが、最終的な利益は多いということです。

融資の目処がたつ方は、利回りは低くてもできる限り高単価で売電収入の多い物件探し、購入することをオススメします。

 

優良物件情報を得る方法については、こちらの記事をご覧ください。

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でも、「FIT高単価の良い案件なんてほとんどない!」と思う方がほとんどなのではないでしょうか?

しかし、実際は、一部の方にはFIT高単価の良い物件情報がしっかりと出回っているんです。

 




◆販売会社からの物件情報

土地付き太陽光発電サイトでは、FIT単価の高い条件の良い物件がなかなかみつからないなか、僕が過去に2基購入した販売会社から、時々、今でも高単価FITの条件の良い、新規物件情報が届きます。

 

2月に連絡があった物件には、FIT32円、FIT24円などの高単価物件が多数ありました。

 

このように、過去に購入してもらった客に、先に優良物件情報を届け、そこで売れなかった物件があれば、土地付き太陽光発電サイトに掲載するといった流れがあるのです。

 

つまり、誰でも購入したいと思うような良い物件は、お得意様に先に情報が流れ、売れてしまい、立地がよくなかったり、土地代が高かったり、影がかかる等のワケありの売れ残った物件が土地付き太陽光発電サイトへ掲載されて場合が多いです。(すべてがそういうわけではありませんが、その傾向が高いと思われます)

 

なので、業者と何も繋がりがなく、これから初めて太陽光発電投資を行う方は本当に不利だなぁと、感じます。

 

そこで、読者の皆様へ僕の業者の物件情報を共有いたします!

※販売会社の繋がりがない方、良い物件がなく困っている方、僕が購入した販売会社からの高単価物件を購入したい方がおりましたら、担当者を紹介致しますので、こちらのラインで友だち申請をしていただき、いつでもご連絡ください。

 

友だち追加

 

お得な物件情報が入り次第、登録者へ情報を流します。

ライン友だち申請お待ちしております!

 

※ただし、冷やかしは困りますので、年収、投資可能な現金の確認など事前に情報を確認させていただいた後、担当者をご紹介させていただきます。

以前、僕が購入した時の利回りよりも表面利回りが若干下がっており、現在は9.4%~9.5%に設定し、販売しているようですので、その点、ご了承ください。

 

まとめ

  • 2020年から始めても太陽光発電投資はまだまだ魅力的な投資である。
  • FIT単価が低い物件は、30年間という期間で見れば、1,000万円以上の利益は残る
  • 最終的な利益を多くしたい場合は、利回りが低くてもFIT単価が高く売電収入の多い物件を狙うべきである

 

以上、2020年から太陽光発電投資を始めてより儲かるのはどの物件!?【FIT24円利回り9%とFIT14円利回り10%の収益を比較してみた】でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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