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地方公務員(町役場)と学歴の関係とは?【僕が働く町役場での学歴が与える影響!】

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こんにちは、地方公務員のノリです。

本日は、地方公務員の中でも、町役場に関して、学歴が試験合格率や給与、出世などにどう影響するのか、僕の働く町役場の現状を公開します。

 

本記事の内容

以下、詳しく説明します。




地方公務員(町役場職員)になるのに学歴は関係するのか

地方公務員試験については、大学卒業であれば地方上級試験、短大卒業であれば地方中級試験、高校卒業であれば地方初級試験と、それぞれの学歴により、試験内容が違い、募集人数も変わってきます。

国家公務員や地方公務員の県庁職員などのレベルであれば、試験の難易度が高いため、自ずと学力のある有名国立大学卒業者が多く合格しているようですが、町役場レベルに関して言えば、学歴と合格は全く関係がありません。

 

また、僕の働く町役場に関して言えば、ここ最近の傾向として、募集に対して、学歴が高い大学、学歴が高い高校の人材がそもそも集まりません。

公務員に魅力を感じる人が減っている、公務員の人気が下がっているのでは?

そう感じることが多くなってきました。

 

それが確信に変わった出来事が、先日ありました。

知人に聞いた話ですが、県庁に合格した今年の内定者(2020年4月入庁予定)が10名以上辞退したようです。

募集は50名程度なので、約5分の1以上が辞退したということです。

 

これは非常に大きな問題だと思います。

地方では、まだ県庁ブランド、公務員の人気があると思っていましたが、いま、決してそうではないということを知らされました。

県庁でさえ、このような状況であれば、町役場はなおさらそのような傾向となるはずで、僕が思っていたことは間違いではありませんでした。

 

なお、僕の働く町役場に関しては、地方公務員初級試験のみしか実施されておりません。

つまり、高校卒業でも、短大卒業でも、大学卒業でも、全員が同じ試験です。

地方上級の専門試験がないため、高校卒業レベルの試験だけOKです。

僕のような民間企業で働いていたサラリーマンでも、公務員へ転職しやすい試験内容でした。

 

今から8年前の僕が合格した年の前後2~3年に関しては、民間から転職した職員が多く、新卒も含めても学歴に関しては大卒が大半を占めておりました

しかし、ここ数年の合格者を見ると、決して学歴が高いわけではなく、さらに大卒ではなく高卒者が多く、なおかつ、公務員試験対策の専門学校からの合格者が多い傾向にあります

毎年、合格者の3~4名のうちの1名は必ずそのような職員がいる状況です。

つまり、高校卒業ストレートで公務員試験に合格できなかった人が、半年間専門学校へ通い、それで町役場に合格しているような状況です。

それだけ、学力の高い受験者が減っているということです。

ただ漠然と公務員になりたい、とう方は、町役場はある意味、狙い目だと言えます

 

 

町役場職員に多い学歴は

町役場に多い学歴ですが、年代によって傾向が違います。

 

以下のようになります。

20代:高卒・専門学校卒が7割、大卒3割・・・学歴が高くない

30代:高卒・専門学校卒が3割、大卒7割・・・高学歴が多い

40代:高卒・専門学校卒が6割、大卒4割・・・大卒高卒共に平均的

50代:高卒・専門学校卒が8割、大卒2割・・・学歴が高くない

 

高校については、県内の中堅高校卒業者が多いですが、30代の職員については、民間企業からの転職者が多く、県内の進学高卒業者がほとんどです

また、50代→40代→30代と年代が若くなるにつれ、学歴が高い職員(大卒者)が増えている傾向にあります。

しかし、ここ数年の傾向は、20代の職員については、学歴が低く(高卒者が多く)なっている傾向にあります。

さきほどの章でも記載しましたが、近年、公務員の人気が非常に下がっています。

また、せっかく合格しても、1年未満で辞めてしまう職員も増えています。

近隣市町村の職員と話をしても、全く同じ傾向のようです。




町役場での学歴が給与に与える影響

給与については、地方上級、中級、初級のどの試験で合格しているかによって、給与表に違いがでますが、僕の働く町役場については、初級試験のみでしたので、学歴による給与の差は全くありません

年齢により給与が上がって行きますので、高卒者でも、大卒者でも、それぞれの年齢により給与が決まります。

僕は、民間企業で4年勤務しましたので、26歳で入庁しました。

その時の給与については、大学卒業後、4年間の勤務経験を考慮し、大卒の年齢にその4年

の期間を上乗せした年での給与となりました。

 

 

町役場では学歴が出世に関係するのか

学歴と出世についてですが、これに関しても、全く関係ありません

町役場については、年功序列で昇格していきます。

 

おおよその役職と年齢についてですが、40歳ころに係長、50歳ころに課長補佐(もしくは主幹)、55歳頃に課長と、それぞれ役職が上がり、そのまま定年となります。

良い大学を出ているから出世が早い訳ではなく、課長のポストが空けば、次に年齢が高い人がそのポストに付き、そのまま定年まで勤めるだけです。

 

町役場の人事については、仕事を頑張っても、頑張らなくても、このような典型的な年功序列社会でした。

しかし、近年、課長職に限定してですが、年功序列の人事が崩れました

若くして課長になる職員が現れ、同時に、課長になれないまま、退職する職員も出てきております

人事評価制度が導入されたことで、仕事ができる職員が、若くして課長へ出世しているということです。

つまり、学歴が高いから出世するではなく、仕事ができるから出世するという実力主義に変わってきました。

今は課長職のみですが、これから徐々にその範囲が広がってくるのは間違いないはずです。

 

ちなみに、若くして課長になっている人は、大卒者も高卒者もどちらもいるので、必ずしも学歴が高い人が昇格しているわけではありません

共通しているのは仕事で結果を出している人だということです。

高卒で優秀な方はたくさんいますし、大卒で仕事ができない人もいますので、学歴と仕事ができることは、必ずしも一致はしません。

個人的にも学歴と仕事ができるは、関係がないと思っています。

 

まとめ

  • 地方公務員(町役場)になるのに学歴は全く関係ない
  • 近年は公務員人気が低くなっている傾向が見られ、町役場に関しては学歴が高卒でも合格している割合が高い
  • 町役場職員の学歴は、50代から30代までは年代が若くなるにつれ大卒者が増え学歴が高くなる傾向がある。しかし、20代に関しては、高卒者、専門卒業者の割合がまた増え、学歴が低くなっている状況である
  • 町役場では学歴は出世に全く影響がなく、年功序列により役職がつく。しかし、近年、人事評価制度により仕事ができる人が若くして課長へ昇格し、課長へなれないまま退職を迎える職員も出てきている。
  • 町役場の職員を見る限り、学歴と仕事ができるかは、全く関係がない。

以上、地方公務員(町役場)と学歴の関係についてでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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