\ブログランキング応援よろしくお願いします!/
こんにちは、地方公務員のノリです。
今日は、太陽光発電事業に最適な土地の条件についてまとめてみます。
太陽光発電事業を始めたい方へ、少しでも参考になればと思います。
本記事の内容
以下、詳しく説明します。
太陽光発電事業に適した土地の6つの条件とは
太陽光発電事業に適した土地の6つの条件は、以下の通りです。
- 日射量が多い土地であること
- 南側が開けている(東側・西側に日光を遮るものが無ければ最適)
- 電柱が近くにある(土地の北側が最適)
- 道路に隣接している、または接道がある
- 水平な土地であること
- 自宅に近い土地であること
この条件をすべてクリアすれば、太陽光発電事業を行うには最適な土地であると言えます。(より技術的な詳細条件については、今回は省きます)
一つずつ、確認していきます。
1、日射量の多い土地であること
太陽光発電事業を行う場合は、必ず、日射量の多い土地を選びましょう。
理由
日射量が少ないと売電額が小さくなり、設備投資の費用対効果が下がるため
これについては、誰でも理解できると思いますが、日射量が多くなければ、当然、発電量が減り、売電額が小さくなります。
投資として行う太陽光発電事業の計画に影響が出てきます。
日射量のイメージですが、
例えば、東日本で考えると、冬の日本海側はどんよりとした曇り空が多く雪が降るので日射量は下がります。逆に太平洋側はカラっとした晴れの割合が高く日射量が多くなります。
太平洋側のエリアの方が太陽光発電事業を行うのに適していると言えます。
土地付きの太陽光発電設備を購入する際は、土地がどこにあるのか、日射量の多い土地であるのか、しっかり確認しましょう。
ただし、注意が必要です。
意外なことに、雪の多いイメージの北海道でも、日高山脈より東の「道東エリア」は、日射量が多く、関東エリアと同等程度の発電量が見込まれ、太陽光発電事業に適しているというデータもあります。
北海道、東北エリアでは太陽光発電事業が向いていないという判断はせず、しっかりとその土地の日射量を調べることが重要です。
日射量のデータに関しては、新エネルギー産業技術総合開発機構がまとめている日射量データベース閲覧システムで調べることができます。
日射量の確認方法は、こちらの記事に詳細を記載しております。
2、南側が開けている(東側・西側に太陽光を遮るものが無ければさらに良い)
太陽光発電事業を行う場合は、必ず、南側が開けている土地を選びましょう。
また、東側・西側についても太陽光を遮るものが無いことが理想です。
理由
太陽光を遮るものが南側にあると、パネルに光が当たらず、設備が最大限発電できないため
基本的には、南側に建物や樹木などが全くない場所でなければなりません。
また、南側に限らず、東側、西側もすべて周りに太陽光を遮るものがないのが理想です。
朝日が昇った時から、夕方、日が沈むまでずっと太陽光が太陽光パネルに差し込む場所が最適です。
僕が所有する物件で東側に林がある設備があります。
販売業者シミュレーションと実績値で年間約30万円の売電差がでました。
これが20年続くと、単純計算で約300万円もの違いが出てきます。(これを把握して購入しましたが、冷静に考えると非常にもったいないです)
3、電柱が近くにある(電柱が土地の北側にあればさらに良い)
太陽光発電事業を行う場合は、必ず、電柱が近くにある土地を選びましょう。また、電柱が北側にあることが理想です。
理由
発電した電力を電力会社へ売電するために、電柱・電線へ接続する必要があるため
もし、近くに電柱がない場合、各電力会社から太陽光発電設備付近まで電柱を立てもらい、電線を引っ張ってきてもらう必要がでてきます。
その電柱の設置費用は、当然、発電事業者の負担となります。
各電力会社から連系負担金という名目で請求がきます。
電柱設置工事が含まれることで、この連係負担金が大幅に増えるため、事業として、投資としての費用対効果が一気に下がってしまいます。
また、電柱が北側にあると好ましい理由は以下の通りです。
理由
電柱が太陽光パネルの南側にある場合、電柱の影がパネルにかかり、発電量が下がるため
太陽光発電事業をしている方は、熟知されていると思いますが、太陽光パネルの特性上、パネルに電柱の影が一本かかるだけで、発電量が急激に下がってしまいます。
影が太陽光パネルの一部を覆うだけでも、そのパネルの発電量が半分以下となる場合があります。
ただ、あくまで最適な条件という意味でのことですので、電柱が南側にあるとしてもパネルを離れた位置に設置したりすることで、発電量減少を最小限に抑えることもできますので、必ず北側になければならないということはありません。
ということで、電柱は、北側付近にあるのが理想です。
4、道路に隣接している、または接道がある
太陽光発電事業を行う場合は、必ず、道路に隣接している、または接道がある土地を選びましょう。
理由
太陽光設備を設置する土地が道路に接道していないと、その土地に入ることができなくなり、事業が継続できなくなる恐れがあるため
詳しく説明すると、仮に接道していない土地で太陽光発電設備に適した土地があり、接道している隣接地の所有者から通行する権利を得られれば太陽光発電設備を設置できます。
しかし、売電期間は20年間もありますので、その間、隣接する土地の所有者が途中で変わることも考えられます。
もし、所有者が変わり、その隣接地の新しい所有者から新たに通行許可が得られなければ、設備敷地に入れなくなり、事業を継続できなくなる恐れがあるということです。
必ず、道路に隣接している、もしくは、接道がある土地を選んでください。
ただし、通行する権利を登記できれば、売買後も通行する権利を主張することができる場合もありますが、隣接地の方との通行する権利だけで登記ということは難しいと思われます。
5、地盤の強い水平な土地であること
太陽光発電事業を行う場合は、必ず、地盤の強い水平な土地を選びましょう。
分譲販売についても、軽い傾斜地の物件が時々見られますが、選ばないようにしたほうが良いです。
理由
傾斜地は、地盤が崩れ、設備が崩壊するリスクがあるため
地震や、台風などの大雨により地盤が弱くなり、傾斜地であれば土砂崩れが起こりやすく、最悪な場合、太陽光発電設備が倒壊し、事業継続ができなくなる可能性があります。
テレビのニュースなどで取り上げられる太陽光発電設備の倒壊ニュースについては、ほとんどがこの傾斜地に設置されているものです。
土地代が安いというだけで、山林を伐採し、傾斜地に無理やり設置している太陽光発電設備があちこちで見受けられます。
一部の事業者の無理無謀な計画が、あのような重大事故につながっております。
健全に事業を行う太陽光発電業者が、一部の事業者の無謀な施行により悪いイメージがついてしまっています。
このような状況にならないよう、必ず、地盤の強い、水平な場所に施工するようにしましょう。
6、自宅に近い土地であること
太陽光発電事業を行う場合は、自宅に近い土地を選びましょう。
ただし、必ずしも遠方に設置してはいけない訳ではありません。
理由
太陽光発電事業者は、設備の管理・メンテナンスを行わなければならなく、立地条件から近場のほうが有利になるため
太陽光発電設備事業は、FITが始まったころはメンテナンスフリーなどと謳われておりましたが、決してそのようなことはありません。
定期的なメンテナンス(草刈り、除草、パネルの点検、パネル洗浄・・・)が必須です。
自分で管理する場合には、遠方にあると移動に時間がかかり、初めは良くても、20年間という長期にわたり事業を行う上で、近場にないと継続できなくなる恐れが出てきます。
しかし、必ずしも遠方ではダメという訳ではありません。
今では遠隔監視システムや監視カメラを使用し、常に状況を把握できるような状態にしている方が多くなりました。
自宅にいながら、PCやスマホで発電量や設備の確認ができます。
また、メンテナンスについても、業者に委託することで、解決できます。
さらに、遠方に設備があることで、設備の点検を行ったついでに、その土地のグルメを堪能したり、温泉などに泊まったり、旅行をすることができます。
移動費、その他諸々を経費として使用することもできます。
ただし、あくまで、メンテナンスのついでに、付随するものでなければなりませんので、そこについては、自己判断で行ってください・笑
以上、太陽光発電事業に最適な土地の条件6つでした。
最適な土地を見つけたら、次は、その土地でどれくらい年間売電収入が得られるのか、自分でシミュレーションを行いましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
\ブログランキング応援よろしくお願いします!/
土地付き太陽光発電サイトへ会員登録することで、非公開物件情報を確認することができます。登録がまだの方は今すぐ登録しましょう。
\土地付き太陽光発電サイトお勧め3選はコチラ/