こんにちは、地方公務員のノリです。
前回は、僕が民間企業でサラリーマンとして働きながら、たった3ヶ月で1次試験に合格した方法について、どのようなことを行ったのか、記事にまとめました。
今回は、たった1ヶ月で2次試験(論文と面接)に合格できた方法について、まとめます。
正直、働きながら地方公務員になるというのは、かなりハードルが高いです。
しかし、僕のように働きながら公務員になりたいと思っている人、学生で学業と並行して公務員を目指している人もたくさんいると思います。
そんな方に、少しでも力になれるのであればと思い、僕がやったことと、当時の僕に向け、さらに効果的なアドバイスをまとめていきたいと思います。
本記事の内容
- 試験のスケジュールと、対策について
- 2次試験対策で行ったこと3つ
- まとめ
以下、詳しく説明します。
試験のスケジュールと対策について
まずは、僕が受けた公務員試験がどのようなスケジュールでの試験だったのかをまとめてみます。
6月:町の広報誌にて職員募集掲載
7月1日:試験申し込み開始
9月20日頃:1次試験
10月上旬:1次試験結果発表
11月20日頃:2次試験結果発表
12月上旬:合否発表
上記スケジュールでの試験となりました。
僕は、申込から1次試験の前までは、徹底的に筆記試験対策のみ行いました。
1次が通らないことにはどうしようもないので、とにかく筆記試験対策にすべての時間を注ぎました。
そして、9月下旬の1次試験を行い、無事合格。
その後、2次試験対策を行いました。
ダラダラと1次対策と2次対策を同時にするよりも、1次試験前は、とにかく1次試験にのみ集中、クリアできれば、2次対策を行うようにしました。
では、1次試験合格後の1ヶ月間で、2次試験対策で実際に何を行ったのかを詳しく説明します。
2次試験対策で行ったこと
行ったことは以下の3つです。
- 試験の内容と、過去の出題をチェック
- 参考書で論文の基礎を学習し、実際に論文を書く
- 実際に働く人(先輩)から直接話を聞いた
詳しく説明していきます
1、試験の内容と、過去の出題をチェック
まずは、自治体の2次試験の内容をチェックしました。
試験の項目は何か、論文はあるのか、面接はあるのか、集団討論はあるのか、そういった詳細について確認しました。
また、合わせて、その自治体が過去に行った2次試験で出題された課題も同時に調べました。
なぜ過去問を調べるのか?
それは、過去の論文の課題から出題傾向がわかり、対策ができるからです。
例えば
・一般的な時事ニュースからの出題が多い
→試験までにその年の話題のニュースや、直近の話題のニュースについて調べ、自分の意見、考えをまとめておく
・自治体が行っている政策や課題についての出題が多い
→その自治体の政策を調べ、直近の政策について自分の考えをまとめておく、
課題の場合は、その課題を解決するための住民目線での考えをまとめておく
このように、試験の対策ができますので、試験内容の分析がまず第一に行うことになります。
2、参考書で論文の基礎を学習し、実際に論文を書く
論文に関しては、正直、僕は自分が弱い部分だと自覚していましたので、一から学習できる初心者向けの参考書を1冊購入し、勉強を行いました。
一般的な文書構成のスキル、表現方法、まとめかたなど、基本を徹底的に叩き込みました。
また、公務員の論文試験ではどういったことが求められるのか、どういった論文が試験管からのポイントが高くなるのか、といったように、公務員試験の論文対策ができる参考書を選びました。
そして、参考書に掲載されている問題、課題を、試験と同じように実際に時間を図って書いてみました。
時間内に、自分の考えをまとめ、書くということは、慣れないと非常に難しいです。
とにかく、課題の数をこなし、ある程度、自信がつくまで繰り返しました。
ポイントとしては、論文で自分をどうアピールするのか、特にそこを意識して学習をしました。
3、実際に働く人(先輩)から直接話を聞いた
面接についてですが、正直、僕は話すことについては、ほとんど対策を何もしておりません。
民間企業で営業をしていたこともあり、話すこと、会話のキャッチボールについては、ある程度自信がありました。
ただ、唯一やったことは、役場で実際に働く先輩から話を聞き、自分という人間をどう表現できるかを考えました。
ここが非常に重要です。
◆質問した内容
- 役場の仕事内容
- 役場職員について
- 役場の職場環境
- 地域との関わり方
- 職員としての本音
- どういった職員が必要とされ、求められているのか
などを、事細かく聞きました。
これらを聞くことで、
自分の役場に対してのイメージと、実際の中身にズレがないかどうか
自分をアピールする際に、職員として求めている部分とズレがないかどうか
職場の内情をよく知ることで、何を話せば共感してもらえるか
これらを考えることができるようになりました。
それにより、面接対策だけでない、役場とはどういったものか、職員とはどういったものなのか、そういった本質をまとめておくことで、どんな質問がきても対応できるようになります。
面接は、試験である他に、自分をアピールする絶好の機会です。
合格したあとに一緒に働く先輩に、この場で早々にアピールしておけば、後々、働くときに生きてきます。
しっかりと自分をアピールできるよう、準備をしましょう。
以上、2次試験に向け、僕が行った具体的な対策方法でした。
これらを踏まえ、要点をまとめます。
2次試験対策は、
試験内容をしっかりと分析し、
自治体の本質を知り、
求められることは何かを調べ、
それを発信できるようにする
これだけです。
その前提として、自分とはどういった人間か、自己分析ができていることが前提ではありますが・・・。
まとめ
2次試験対策は、1次試験をクリアしてから徹底的に行った
2次試験対策で行ったことは、
◆試験の内容チェック:過去の出題傾向をつかむ
◆論文の基礎を学び、論文を書いた
◆実際に働く人(先輩)から直接話を聞き、試験対策だけでなく、公務員の本質についての考えをまとめる
以上、サラリーマンをしながらたった1ヶ月で公務員2次試験を合格できた方法でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。