こんにちは、地方公務員のノリ@investmentNoriです。
前回は、ソーラーシェアリングの施工業者との打ち合わせを行った内容を記事にしました。
ソーラーシェアリングでどんな作物を育てるか、様々検討していますが、やはり、メインはおいしい果樹を栽培したいということで、ブドウを本格的に栽培しようと計画しております。
本日は、農業コンサルを依頼し、北関東の群馬まで視察に行ってきたことを記事にしようと思います。
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耕作放棄地を再生し、ソーラーシェアリングでぶどう栽培をしたい
今年も、残すところあと40日余りです。
あっという間に1年が過ぎたように感じます。
近年、地元の耕作放棄地が増え続け、次々と優良農地が荒廃していく姿に気づき、何かできることがないか、そう考えたときに、これまで副業としてやってきた太陽光発電事業を活かせるのではないか、そう考え、ソーラーシェアリングで耕作放棄地を再生することを目標に、年明けから動き出しました。
あれこれ動き、耕作放棄地を10ヶ所程度確保し、権利申請を終え、部材発注と、施工を別々に行える業者も見つかり、一応、順調に進んできました。
ソーラーシェアリングで何を作るか、については、思いついた時点で、果樹栽培と決めていました。
僕の祖父母は専業の果樹農家で、今は父親が兼業農家という家系であったため、小さな頃から果樹畑を走り回って遊んでいたため、どうせやるなら、野菜などではない、果樹を作りたい、すぐに気持ちは固まりました。
ソーラーシェアリングでできる果樹は何か?
調べていく中で、ソーラーシェアリングでシャインマスカットを栽培できることを知り、これだ!ということで、ブドウづくりをすることに決定しました。
本気で農業をするために
役場の職員ということもあり、ある程度、町の農家さんには顔が利くので、プロの農家から直接作り方を教わろうと考えたのですが、残念ながら、僕の町には大きなぶどう農家はいませんでした。
ネットで探し、隣町にインスタを積極的に配信しているぶどう農家を見つけ、早速、ブドウを購入しに行きました。
シャインマスカットの他、シャインマスカットの交配品種の雄宝といった珍しい、大粒の品種もあり、いくつか購入しました。
なんと偶然、母方の祖父のことをよく知っている農家さんだったため、色々と詳しく話を聞くことができました。
こんなに大きな品種ですが、農家さん曰く、
ということでした。
交渉すれば、ぶどう作りを教えてもらうこともできると思いましたが、一旦、その日は、帰ってきました。
土が良い畑とは何か?
これが気になりました。
そこで、自分なりに調べ、ある農業コンサルの方にたどり着きました。
その方は、土づくりに自信があるようで、SNSでコンサル農家さんの農作物の写真を積極的に掲載しています。
それを見て瞬間的に考えが決まりました。
そう決めました。
コンサル農家の視察先は太陽光発電量が多い群馬県
誰にでも農業コンサルをしているわけではないということだったので、
地元の耕作放棄地再生や地域の活性化を目的として農業を本気で行いたい、そのための農業コンサルを受けたい
ということを伝えたところ、快く、受けてもらうことが決まりました。
そして、ぶどう栽培をしたいということを伝えたところ、コンサル先にぶどう農家がいるということで、二つ返事で、視察へ向かうことにしました。
視察先は、群馬県です。
Twitterで知り合った小林さん@shigesamasamaの地元、沼田市です。
小林さんとも会えればと思い、メールしましたが、直前で、車ではなく、コンサルの方の車で移動することに変更となり、今回は残念ながらお会いすることができませんでした。
ということで、朝5時に自宅を出て、新幹線、そして宇都宮からコンサルの方の車に乗り、現地に10時到着です。
農場へ移動する間、かなりの数の太陽光発電設備を見かけました。
やはり、群馬は太陽光が盛んな場所だと改めて感じました。
群馬在住の方が羨ましいです。
走行しているうちに、ぶどう農家さんの畑に到着です。
到着して早々、驚きました。
まったく葉が違う!!!
農業コンサルの有無で果樹の葉の違いに驚いた
あれこれ言う前に、この写真を見てください。
こちらが、通常の何もしていない、ぶどう棚です。
ぶどうの収穫が終わり、葉が枯れ始めています。
そして、こちらが、土づくりを行ったぶどう棚です。
収穫後でも、葉が青々としています。
先生曰く、
ということでした。
とはいえ、そんなに違うのか、と思う人もいますが、このぶどう畑、こんなに隣接してる畑なんです。
左が何もしていない土地で、奥が土作りしている土地です。それにより、歯がここまで変わります。
見学後、シャインマスカットは終了して、全くなかったのですが、シャインマスカットの交配品種であるバイオレットキングがまだ残っていたため、1房いただくことができました。
すみません、写真撮り損ねました・・・
まず、房がとても大きく、
味は、とても甘く、さらに、ぶどう特有の口に残る渋みも全くありません。
甘い中にも、すっきりしていて、いくらでも食べられる感覚です。
これが土づくりの結果ということでした。
土壌がしっかりしていることで、作物が病気に強くなり、さらに味も抜群に良くなるということのようです。
例えるなら、スポーツ選手なのにカップラーメンしか食べない人と、栄養をしっかりと考えられた食事を食べている人では、体調管理(風邪の引きやすさ)、体の調子の良さが変わります。
そして、プレーの結果も、しっかりと考えられた食事を食べる人のほうが当たり前に結果がついてくる、そんな例えだと分かりやすいと思います。
そういった説明を聞き、納得できました。
先生がコンサルしている農家の作物は、
最近の天候不順で良く育たない環境の方が、周りの農家と比較してコンサル先の作物の良さが目立ち、評判がよくなり、年々売り上げが伸びていく、そういった結果がたくさん出ている
ということでした。
事前に話を聞いていましたが、今回のこのぶどう棚を見て、間違いないと確信しました。
また、その日のうちに、僕の地元まで一緒に移動していただき、翌日、僕の地元の農地の視察をしていただくことにしました。
地元の農地視察とアドバイス
翌朝、自宅まで来ていただき、まずは、自宅の畑を見てもらいました。
その後、地域の農地をひととおり車で回り、耕作できる畑、荒れ果てた荒廃農地、今年で果樹農家を辞める人の畑などを回ってきました。
自宅へ戻り、今後の計画を立てました。
地域の活性化、地元の耕作放棄地の再生が目的ということを確認し、アドバイスをもらいました。
アドバイスは下記のとおりです。
・ソーラーシェアリングで様々栽培できるかもしれないけど、ソーラーシェアリングと、果樹栽培は分けて考えよう。太陽光発電はやってもいいけど、果樹を本気で栽培するなら、太陽を遮るものはあってはダメ。土づくりする場所と、太陽光発電はまずは区分けしよう。
・耕作放棄地へ栽培しても収穫まで時間がかかるので、今、果樹栽培をしている畑で今年辞める予定の土地を探して、そこをそのまま引き継ぎ、その畑で農業の経験を積みながら、収益を上げよう。
・並行しながら、すぐに耕作できる場所へ、ブドウを植えよう
その他、観光果樹園を経営するまでの数多くのアドバイスを受けました。
1つ目のソーラーシェアリングと果樹は分けて考えなければならないということに、ちょっと戸惑いましたが、
まずは、権利申請している畑の中から、シェアリングを進める畑、果樹栽培を本気で行う畑とを再度検討していこうと思います。
今後の計画について
地元のさくらんぼ畑について、成園の状態で借りることができる畑が、すぐ見つかりました。
まずは、ここでしっかりとサクランボの栽培スキルを身に着け、収益を上げていきたいと思います。
また、すぐに耕作できる農地へ、ぶどうの新植を行います。
現在は栗畑ですが、半分はぶどうを新植します。
群馬のぶどう農家さんと連絡を取り、色々と教えてもらう予定です。
ソーラーシェアリングの融資は並行して打ち合わせ進めていき、シェアリングでのぶどう栽培にするのか、ブルーベリー栽培にするのか、その他の果樹を栽培するか、再検討していきます。
ここは区画の形が良いので、シェアリングで140kwパネルを設置しようと思います。
今日は、太陽光発電ネタとは少し遠い記事となってしまいましたが、今後も、事業の進捗を記事にしていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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