こんにちは、元地方公務員のノリ@investmentNoriです。
太陽光発電設備の除草メンテナンス行っています。
福島・宮城・山形エリアの太陽光発電メンテナンス依頼お待ちしています!
![太陽光メンテナンス](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/0e0522c4700820494b75e565de3bcbf4-320x180.png)
やっと、さくらんぼの花が開花し始めました。
しかし、先日、山形で近年ない規模での凍霜害が発生しました。さくらんぼの雌しべが枯死で実がならないかも?!
ということで、今週の出来事をまとめていきます。
また、最後に、僕の作るさくらんぼが「ふるさと納税返礼品として掲載開始となりました」ので、ぜひ、早期予約お申し込みください。
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山形は4月上〜中旬は霜がおりやすい
山形県では、4月上旬から中旬が気温が0度からマイナスになり、霜が降りやすくなります。
霜が降りるというのは、冷やされた空気中の水蒸気が、地面や植物などの表面に付着すると氷の結晶となる状況です。
![霜おりる](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/ezra-jeffrey-comeau-YAvBsqdr_rY-unsplash.jpg)
1月や2月の山形では大雪で、氷点下も当たり前の環境ですが、4月の山形は、最高気温が20度近くになる日でも、最低気温がマイナスになる場合があります。
4月の快晴は、太陽光発電事業者には発電量がMAXとなり最高の天候ですが、果樹農家にとっては注意が必要な時期であることがわかりました。
で、この霜が降りることで、どうなるのか?
![さくらんぼ開花](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210415_050818397.jpg)
果樹の蕾(つぼみ)が大きくなり始め、花が開花する時期であり、この状態の頃の果樹が霜により極度に寒い環境にさらられる冷害は致命的なものになります。
花の中心にある雌しべが枯死してしまい、実がならなくなるのです。
さくらんぼの凍霜被害発生
4月10日に霜注意報が発令となりました。
4月は数回、この霜注意報が発令され、果樹の農家は、対策に追われます。
事前の対策として、4月上旬に、霜ガードと呼ばれるものを散布します。
これにより、蕾全体を包み込み、日中の温度を保ちやすい環境を作ります。
ただ、これは、効果が高いわけではなく、特に冷え込む予定の当日に、霜被害に合いやすい園地の果樹農家は、下記のような対策を行います。
燃焼法による対策
霜が降りる予定の数時間前から、園地で、一斗缶を半分に切ったような容器を使い、数十カ所に配置し、火を焚きます。
単純に、火を焚いて、園地を暖かくする方法です。
![燃焼法](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/82550414d2b3556fb0f211920ccfb1b7.jpg)
深夜1時頃から3~4時間、農家は畑で火を燃やし、待機し続けなければなりません。
非常に大変な作業であることがわかります。
ただ、この写真を見ると、神秘的な光景にも感じます。
散水氷結法
こちらは、初めて知ったときは驚いたのですが、0度近くに下がるタイミング(夜間)で、ハウス上部から散水し続け、樹木全体を凍らせてしまう方法です。
なんと、凍るときに、熱量が発生し、0度以下に下がらず、さらに氷で樹木を包み込んでしまうことで、霜被害を防ぐことができるようです。
![散水氷結法](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/78c619216d08256bbf7c84e6f37cc9cc.jpg)
逆に凍ってしまって良くないのでは?と思いますが、現在の霜対策では、この散水氷結法が一番の効果を発揮する対策となっているようです。
被害が大きい方でさくらんぼの雌しべが8割枯死
霜が降りた日、農業資材販売を行っている友人の商店へ行ったところ、果樹農家の方々が、霜被害が酷すぎて、騒いでいる状況でした。
今までほとんど霜被害を受けない畑でさえも、相当被害が大きくなっているということで、また、その被害状況に気づいていない農家もいるから、これから大きな問題になるとのことでした。
案の定、数日たったころに、ニュースで、霜被害が大きいことが取り上げられていました。
なんと、霜被害の大きな方で、さくらんぼの雌しべが8割が枯死してしまっている状況だというのです。
りんごなど、さくらんぼ以外の果樹も霜被害が大きく、地元では、ここまでひどい霜被害は今までにないというくらい、被害が出ているようです。
僕のさくらんぼ畑の被害状況は?
霜が降りても被害を受けにくい僕の畑ですが、霜ガードの散布を行っただけで、その他は何も対策をしていないため、さすがに不安になり、畑へ行って蕾と花を見てみました。
![花比較1](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210415_050338061.jpg)
何も変わりない花に見えますが、雌しべの根元を開いてみると、
![花比較2](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210415_050506261.jpg)
右側の花の雌しべ根元が黒く褐色がかっていることがわかると思います。
これは、雌しべが枯れ、死んでしまっているのです。
この場合、花粉がついても、実がなりません。
幸い、緩い傾斜のある畑であったため、寒気がもっと下の畑に流れていったため、霜被害は1~2割程度と比較的軽度で済みました。
ただ、今回、自然相手の農業の大変さを、さっそく体感することができました。
ひどければ、収入が2割にまで減ってしまう可能性があったわけです。
果樹栽培は非常にやりがいのある仕事ですが、こういった困難もあることを忘れず、取り組んでいきたいと思います。
残った花を大切に、受粉を確実に!
被害が1~2割でしたので、残り8割の花を大事にし、しっかりと受粉させ、確実に収穫までもっていきます。
ミツバチなどによる自然の受粉も早速始まっています。
![ミツバチ受粉作業中](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210416_031755520.jpg)
さらに、人工授粉という作業もこれから実施します。
受粉してできたさくらんぼの実の数を減らす摘果と呼ばれる作業も行いながら、厳選した、より大きく、より美味しいさくらんぼを目指します。
ふるさと納税返礼品に掲載開始!
最後に、告知です。
僕の作ったさくらんぼが地元、山形県山辺町のふるさと納税返礼品に、先日掲載が開始されました。
さくらんぼの早期予約扱いになりますので、発送は6月中~下旬を予定しております。
![特秀500g](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/b3e8a397f897d968e0e8f778b9de4bc9.jpg)
![特秀1kg](https://iron-blog.com/wp-content/uploads/2021/04/81d5d7d7b3b743c76578a1e7068a15c0.jpg)
ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、どちらからでも寄付ができます。
すでに注文が入り、売り切れになっている品種もありますが、おすすめの特秀品はまだ選択できます。
ふるさと納税であれば、どの商品も実質2000円の負担で済みますので、ぜひ、太陽光発電事業者の方で、ガッツリ稼いでいる方は、ご寄付していただき、美味しいさくらんぼをご賞味ください。
紅秀峰という大玉品種も、近日中に掲載予定です。
こちらも、お楽しみに!
なお、販売屋号は、「山形 Fruit Farm Begatta(フルールファームベガッタ)」という名前です。
現在、ネットショップの準備中ですので、通常購入は、もう少々お待ちください。
以上、「凍霜害の発生で大ピンチ?!さくらんぼの雌しべが枯死で実がならないかも?!」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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